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Amplitude、膨大な顧客フィードバックをAIで瞬時に分析する「AI Feedback」を提供開始
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Amplitude、膨大な顧客フィードバックをAIで瞬時に分析する「AI Feedback」を提供開始

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デジタルプロダクト分析プラットフォームを提供するAmplitude, Inc.は、新機能「AI Feedback」の提供開始を発表しました。この機能は、レビューサイトやサポートチケット、営業電話など、様々な場所に散らばる顧客からのフィードバックを独自のAIが自動で分析し、製品開発に役立つ実用的なインサイトへと変換するものです。

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ポイント

  • 1
    散在する顧客の声をAIが自動で集約・分析し、優先順位を提示
  • 2
    最も要望の多い機能の特定や、製品要件定義書の自動生成で開発を加速
  • 3
    顧客の不満を解約前に検知し、リスクの兆候を監視して離反を防止

Amplitudeが新たに発表した「AI Feedback」は、企業が保有する膨大な顧客の生データを、製品開発のための具体的なアクションプランへと変えるAIエンジンです。多くの企業では、顧客からのフィードバックが複数のツールに分散しており、それらを手作業でつなぎ合わせる作業が大きな負担となっていました。新機能は、この課題を解決するために開発されました。

この機能を使えば、企業は顧客から最も要望の多い機能を可視化・定量化し、データに基づいた製品ロードマップを策定できます。また、顧客の不満を解約前に自動で特定し、顧客離れの原因となる問題を早期に発見することも可能になります。これにより、事後対応ではなく、事前のクレーム対応が実現しやすくなります。

さらに、「AI Feedback」は、シンプルな指示(プロンプト)を入力するだけで、分析した顧客インサイトをユーザーストーリーや製品要件定義書(PRD)へと迅速に変換する機能も備えています。これにより、製品開発の初期段階にかかる時間を大幅に短縮できるとしています。この機能は、2025年7月にAmplitudeが買収したAI企業Kraftful社の技術を基に開発されました。

既に機能を試用したReplit社の製品エンジニアリング担当責任者であるアモル・ジェイン氏は、「全てのユーザーフィードバックが魔法のように分析された。以前は膨大な時間と労力を要していた作業が、数クリックで完了できた」とコメントしています。「AI Feedback」はAmplitudeの全てのプランに統合されており、より大規模な分析が必要な場合はアドオンとして購入が可能です。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

「顧客の声」を素早く製品改善に繋げるサイクルは、競争優位性の源泉になりそうですね。特に解約リスクを可視化する機能は、多くのサブスクリプション型ビジネスにとって非常に魅力的なのではないでしょうか。

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