
クラシル、販促費の仕訳からROI最適化まで支援する「販促管理Agent」提供開始
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クラシル株式会社は、メーカー・卸・小売企業向けAIエージェント「Kurashiru AI OS」の新機能として、販促費の自動仕訳とROIの最適化を支援する「販促管理Agent」の提供を開始しました。取引先ごとに異なる販売条件やリベート条件と、毎月の請求データをAIが自動的に照合・仕訳します。これまで担当者の手作業と経験に依存していた業務を自動化し、販促費の可視化からROI最適化までを一気通貫で支援します。食品・消費財メーカーにとって販促費は予算の大きな割合を占める費目ですが、投資対効果の定量的な計測は十分に行われていませんでした。
ポイント
- 1クラシルが販促費の自動仕訳とROI最適化を支援する「販促管理Agent」を提供開始
- 2見積書や請求書の非構造化データをAI-OCRで構造化し、条件照合と仕訳を自動化
- 3チェーン別・商品別に販促費のROIを算出し、配分の見直しに活用可能
提供の背景
日本の販促費の市場規模は、食品や日用品を中心に年間15兆円にのぼると推定されています。食品・消費財メーカーにとって販促費は予算の大きな割合を占める費目ですが、投資対効果はこれまで十分に定量的に計測されず、経験と概算に頼った配分が続いてきました。その要因は、販促費の見積から請求までのやり取りが属人化している点にあります。条件は取引先ごとに個別に取り決められ、請求のフォーマットも統一されていません。そのため照合と仕訳は、各担当者の暗黙知と手作業に依存してきました。労働力不足と採用難が進むなか、この業務を各担当者に依存し続けることは持続が難しくなっています。クラシル株式会社は、レシピサービス「クラシル」を通じて蓄積したレシート購買データと食品業界との接点を活かし、この課題に取り組むべく「販促管理Agent」の提供を開始しました。
「販促管理Agent」の主な機能
「販促管理Agent」は、大きく3つの機能を備えています。1つ目は、見積書や請求書の非構造化データをAI-OCRで構造化する機能です。取引先と取り決めた販売条件・リベート条件の見積データと、毎月届く請求データを取り込みます。紙・FAX・PDFなどの非構造化データであっても、複数のマルチモーダルLLMやMLモデルを統合した信頼度スコア付きのAI-OCRシステムを用いて構造化します。2つ目は、照合と自動仕訳です。見積と請求内容を突き合わせ、販促費を名目ごと(チラシ掲載、店頭陳列、値引き原資など)に自動で仕訳します。3つ目は、ROIの自動算出です。店頭での実売データやクラシルが保有するレシート購買データなどを取り込み、販促に依らないベースラインと増分売上(リフトアップ売上)を分割します。そのうえで、名目ごとに投下した販促費と、それによって増加したリフトアップ売上を算出し、ROIを計算します。
「販促管理Agent」の特徴
本サービスの特徴は、属人化した業務の自動化、きめ細かい粒度でのROI比較、業界特化のオントロジー・AI-OCR・名寄せアルゴリズムの3点です。条件照合と仕訳は、これまで担当者の経験に依存する膨大な手作業が必要な業務でしたが、本サービスはこの工程を自動化し、担当者の作業負荷を軽減します。また、小売チェーンごと、商品ごとといった詳細な単位で販促費の内訳やROIを比較できます。個別施策の評価にとどまらず、販促費全体の配分見直しに活用できます。さらに、食品・消費財業界の業務フローを表現するオントロジー、手書き・かすれ文字にも対応する独自AI-OCRシステム、レシート等の正解データセットで学習した商品名の名寄せアルゴリズムを組み合わせています。今まで人の目視に頼っていたフォーマットが統一されていない帳票等の非構造化データを、そのまま扱える点が特長です。
「Kurashiru AI OS」について
「Kurashiru AI OS」は、メーカー・卸・小売企業に特化したAIエージェントです。企業内に分散する構造化データ・非構造化データを、業界の商習慣を踏まえた意味づけ(オントロジー)によって横断的に扱い、複雑な判断を伴う業務の効率化と意思決定の迅速化を支援します。既存の基幹システムを置き換えるものではなく、既存システムと連携しながら機能します。クラシル株式会社は「Kurashiru AI OS」において、「販促管理Agent」を起点に、商品マスタの自動管理、広告費と販促費を横断したマーケティング投資の分析、営業活動のAI支援へと機能を順次拡張していく方針です。
Q&A
Q. 販促管理Agentとは何ですか?
A. 取引先ごとに異なる販売条件と請求データをAIが自動で照合・仕訳し、販促費のROIまで算出するツールです。
Q. 販促管理Agentはどのような企業に向いていますか?
A. 食品・消費財メーカーや卸・小売企業で、販促費の管理や配分に課題を感じている企業に向いています。
Q. 販促管理Agentを導入すると、ROIはどのくらいの粒度で確認できますか?
A. 小売チェーンごと、商品ごと、販促名目ごとなど、詳細な単位でROIを比較できます。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
販促費の仕訳とROI比較を同じ業務フローで扱えるため、食品メーカーや卸売・小売企業が販促予算の配分を検討する際の材料になります。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
