
ロゼッタのT-4OO、最高精度の翻訳モードを先行提供 検証条件も公表
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株式会社ロゼッタは2026年10月5日、産業翻訳AI「T-4OO」の「最高精度(完全自動)」モードの先行提供を始めました。対象は日本語と英語の相互翻訳です。取扱説明書・マニュアルの日英翻訳に関する社内検証で、明確かつ重要な誤訳の修正必要率を0.003%と公表しました。この値は全条件の品質保証ではなく、利用者が文書の用途に合わせて自動化と確認の範囲を判断する必要があります。
ポイント
- 1ロゼッタがT-4OOの新しい最高精度モードを日英・英日で先行提供
- 2日英の取扱説明書・マニュアルの社内検証で修正必要率0.003%
- 3誤訳候補を絞って表示する機能を備え、確認を省く範囲は利用者が判断
最高精度モードを日英・英日で先行提供
株式会社ロゼッタは2026年10月5日、高精度産業翻訳AI「T-4OO(ティーフォーオーオー)」の「最高精度(完全自動)」モードの先行提供を始めました。対象言語は日本語から英語、英語から日本語です。
同社は完全自動翻訳を、AIが原文入力から訳文出力までを自律的に進め、翻訳内容の確認・判断・修正を人が行うことを前提としない状態と定義しています。明確かつ重要な誤訳の修正必要率がセンテンス単位で0.01%未満となることを、品質基準の一つにしています。
これは同社が定めた評価基準であり、すべての文書で確認を省けるという品質保証ではありません。同社は、自動化する文書と範囲を利用者が判断すると説明しています。
社内検証の修正必要率と評価条件
ロゼッタが公表した社内検証の結果は次の通りです。修正必要率は、日本語から英語への翻訳で人手修正が必要だったセンテンスの割合を示します。
| 翻訳方式・モード | 修正必要率 |
|---|---|
| 従来型翻訳 | 19.61% |
| 高精度 | 1.58% |
| 超高精度(熟考) | 0.05% |
| 最高精度(完全自動) | 0.003% |
対象文書は取扱説明書とマニュアルです。修正対象は誰が見ても明確かつ重要な誤訳で、主観によって判断が分かれる表現は含みません。参照文書の反映も評価しますが、文字どおり一致しなくても誤訳ではない場合は修正対象にしていません。
この数値はテキスト同士の翻訳の検証値です。ファイルからのテキスト抽出やレイアウト復元の精度は含みません。英語から日本語への翻訳や他の文書にも新モードを利用できますが、同じ0.003%が得られることを示す結果ではありません。
誤訳候補の表示を使い、確認する範囲を判断
ロゼッタは、今回の社内検証の結果を根拠に、全文を人が読み直すことを前提とせず翻訳を進められると説明しています。ただし、誤訳を許容できる範囲や必要な確認工程は、文書の用途に合わせて決める必要があります。
新モードには、誤訳の可能性がある箇所だけを表示する機能もあります。同社は0.003%の誤訳も許容できない場合に向けた機能とし、閲覧は任意としています。誤訳の可能性がある箇所を示す機能であり、誤訳をすべて検出する保証ではありません。
製薬・法務・特許など、業務上、人の確認を外せない文書についても、同社は確認作業を続ける用途を挙げています。担当者は、翻訳結果の用途と社内の承認手順を確認して利用できます。
公式製品ページに掲載された誤訳候補の表示例です。理由と別訳案を示しています。今回の新モードの専用画面を示すものではありません。
出典:ロゼッタ T-4OO公式
本リリースは10月14日を予定、追加検証も進める
発表時点では、先行提供開始と今後の予定は次のように分かれています。
| 項目 | 発表時点の案内 |
|---|---|
| 先行提供 | 2026年10月5日開始 |
| 新モードの対象言語 | 日本語→英語、英語→日本語 |
| 本リリース | 2026年10月14日予定 |
| 問い合わせ | 資料請求・無料トライアルの窓口を案内 |
| 新モードの料金・契約条件 | 発表内に具体的な記載なし |
新モードは先行提供中で、本リリースを完了したという発表ではありません。無料トライアルで利用できるモードや期間、料金は窓口で確認する必要があります。
同社は、仕様書、社内規定、IR資料、製薬関連文書、契約書などでの活用も挙げています。ただし、今回の検証済み文書は取扱説明書とマニュアルです。今後は他の文書の品質検証に加え、ファイル単位の翻訳におけるテキスト抽出とレイアウト復元の課題に取り組む方針です。
Q&A
Q. T-4OOの新しい最高精度モードとは何ですか?
A. 人による訳文確認を前提とせず翻訳を進めるとロゼッタが説明する新モードです。日英・英日の翻訳を先行提供し、確認を省く範囲は利用者が判断します。
Q. 修正必要率0.003%は、どの文書でも得られますか?
A. 取扱説明書・マニュアルの日英翻訳で、明確かつ重要な誤訳を対象にした社内検証値です。全条件の品質保証やファイルの抽出・レイアウトの精度は含みません。
Q. 人による確認を残して利用できますか?
A. 誤訳の可能性がある箇所を表示する機能があります。製薬・法務・特許など、確認を外せない文書は、用途と社内の承認手順に合わせて確認を続けられます。
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O!Productニュース編集部からのコメント
社内検証の対象を取扱説明書とマニュアルに限定して示しています。自社の翻訳文書がこの条件に近いかを確認する際に、参考になる結果です。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

