
AIで通話内容を自動テキスト化、バルテックが月額6,000円の定額制サービスを提供開始
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クラウドPBX「MOT/TEL(モッテル)」を提供する株式会社バルテックは、自社開発のAIを活用した「通話録音テキスト化サービス」の販売を開始しました。クラウド上の通話録音データを自動でテキスト化し、月額6,000円の定額制で利用できるのが大きな特徴です。
ポイント
- 1自社開発AIにより「月額6,000円」の安心な定額制を実現
- 2クラウド上の通話録音データに直接対応し、利便性が向上
- 3議事録作成やキーワード検索など、幅広い業務の効率化に貢献
自社AI活用で、コストを抑えた定額制を実現
株式会社バルテックが、クラウドPBX「MOT/TEL」のオプションとして、新たに「通話録音テキスト化サービス」の提供を始めました。これまで同社は録音装置に保存された音声データのテキスト化サービスを提供していましたが、今回の新サービスではクラウド上の通話録音データが直接対象となります。
最大の強みは、自社で開発したAIを用いることで月額6,000円という定額制を実現した点です。外部サービスを利用する際の従量課金制とは異なり、利用量を気にすることなくコストを予測・管理できるため、特に通話量の多い企業にとっては大きなメリットとなりそうです。
議事録からクレーム分析まで、広がる活用シーン
このサービスは、顧客からの要望を受けて開発されたもので、多様化するコミュニケーションの記録・活用ニーズに応えることを目指しています。通話内容をテキスト化することで、顧客との「言った・言わない」といったトラブルを防止する証跡管理が容易になります。
また、長時間の録音を聞き返す手間も省けます。テキストデータなら「契約」や「納期」といったキーワードで必要な箇所を瞬時に検索できるほか、会議の議事録作成や業務の引き継ぎ資料としても活用可能です。優れた応対内容をテキスト化し、新人研修の教材として利用する企業も想定されています。
弁護士事務所から建設業まで、幅広い業種で効果を発揮
バルテックによると、このサービスは電話を利用するあらゆる業種で導入効果が期待できるとのことです。特に、顧客と重要な会話を交わす機会の多い保険代理店や弁護士事務所、問い合わせの多い通販サイト運営会社などにおすすめしています。
例えば、建設業では電話での受発注内容をエビデンスとして残すことで聞き間違いを防ぎ、営業代行業では自身のトークを客観的に振り返ることでスキルアップに繋げられます。コールセンターでは、実際の応対記録を新人教育に活用したり、クレーマー対策として役立てたりする効果も見込まれます。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
通話内容の活用は多くの企業の課題ですが、コストが導入の壁になることも。自社AIによる定額制は、費用を気にせず試せる点で魅力的ですね。議事録作成や新人教育など、様々な場面で活躍しそうです。