
Google、Gemini 3.6 Flashと3.5 Flash-Liteを発表、エージェント開発向けに効率と速度を向上
公開日:
Googleは2026年7月21日、新しいGeminiモデル「3.6 Flash」「3.5 Flash-Lite」「3.5 Flash Cyber」を発表しました。これらはAIエージェントの開発・運用を効率化するために設計されており、トークン効率や応答速度が大幅に改善されています。特に3.6 Flashは3.5 Flashと比べて出力トークン数を最大65%削減し、コストも低減しました。3.5 Flash-Liteは毎秒350トークンの高速処理を実現し、大量処理に適したモデルとなっています。
ポイント
- 13.6 Flashが出力トークン数を最大65%削減し、コストも低減
- 23.5 Flash-Liteが毎秒350トークンの高速処理を実現
- 33.5 Flash CyberをCodeMender経由で限定提供し、脆弱性検出と修正を効率化
3.6 Flash:効率と品質を両立した主力モデル
3.6 Flashは、開発者からのフィードバックをもとに、コーディングや知識処理の性能を向上させつつ、トークン効率を大幅に改善したモデルです。Artificial Analysis Indexによると、3.5 Flashと比較して出力トークン数を17%削減し、DeepSWEベンチマークでは65%の削減を達成しました。また、推論ステップやツール呼び出しの回数も減少し、マルチステップのワークフローをより少ない手順で完了できます。価格は入力100万トークンあたり1.50ドル、出力100万トークンあたり7.50ドルと、3.5 Flashよりも低価格に設定されました。
3.5 Flash-Lite:高速処理とコスト効率に特化
3.5 Flash-Liteは、低遅延かつ高スループットが求められるタスク向けに設計されたモデルです。Artificial Analysisによると、毎秒350トークンの出力速度を実現し、3.5シリーズで最速となっています。価格は入力100万トークンあたり0.30ドル、出力100万トークンあたり2.50ドルと、非常に低価格です。エージェント検索やドキュメント処理など、大量のトラフィックを処理するユースケースに適しており、3.1 Flash-Liteと比較してエージェント性能が大幅に向上しています。また、コンピュータ操作機能も組み込まれ、様々なタスクを確実にサポートします。
3.5 Flash Cyber:セキュリティ脆弱性の検出と修正に特化
3.5 Flash Cyberは、3.5 Flashをベースにサイバーセキュリティ向けにファインチューニングされたモデルです。CodeMenderと連携し、複数のエージェントが協調して脆弱性の検出・検証・修正を行います。このモデルは、政府機関や信頼できるパートナー向けの限定アクセスプログラムを通じてCodeMender経由で提供され、防御側が脆弱性を悪用される前に対処できるようにすることを目的としています。
今後の展開
Googleは、3.5 Proのパートナーテストを進めており、準備が整い次第広く提供する予定です。また、次世代モデルGemini 4の事前学習も開始しており、最も野心的な取り組みとして進展しています。3.6 Flashと3.5 Flash-Liteは、本日よりGoogle AI StudioやAndroid Studio、Gemini Enterprise Agent Platform、Geminiアプリなどで利用可能です。
Q&A
Q. 3.6 Flashは3.5 Flashと比べて何が改善されたのですか?
A. 出力トークン数を最大65%削減し、コストも低減。コーディングや知識処理の性能も向上しました。
Q. 3.5 Flash-Liteはどんな人に向いていますか?
A. 大量のドキュメント処理やエージェント検索など、高速かつ低コストで多くのタスクを処理したい開発者向けです。

O!Productニュース編集部からのコメント
3.6 Flashは出力トークン数を最大65%削減しながら低価格化したのが大きいですね。エージェント開発のランニングコストがだいぶ下がりそうです。
引用元:Google Blog
この記事の著者
O!Productニュース編集部


















