
テンダとAlmondo、RAG×AIエージェントで「PoCで終わらないAI」開発支援
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株式会社テンダは、株式会社Almondoと共同で、企業のAI活用を業務レベルで定着させる「生成AI開発サービス/RAG構築・AIエージェント開発支援」の本格提供を開始しました。多くの企業が直面する「導入したものの活用されない」「概念実証(PoC)で止まってしまう」といった課題に対し、RAG(拡張検索生成)技術とAIエージェントを組み合わせ、実用的なAIソリューションを一気通貫で提供します。
ポイント
- 1検索や回答だけでなく、業務判断や次のアクションまでAIが支援し、現場での定着を目指す。
- 2RAGやAIエージェントなどの機能をモジュール化し、要件に合わせた導入が可能。
- 3未整備の社内データや既存システムとも連携し、現在のデータ資産を活かしながらAI活用を開始できる。
業務定着を目指す、一気通貫のAI開発支援
テンダとAlmondoが本格提供を開始した本サービスは、生成AIの導入から運用までをトータルで支援するものです。多くの企業でAI導入がPoC(概念実証)の段階で停滞する背景には、社内データの未整備や既存システムとの連携の難しさがありました。本サービスは、こうした障壁を乗り越えることを目指しています。
具体的には、企業の持つ多様なデータを活用するRAG基盤の構築から、業務判断やアクションの自動化を担うAIエージェントの開発、さらには運用・改善までを一気通貫でサポートします。これにより、単なる情報検索ツールに留まらない、業務プロセスに深く組み込まれた「使われるAI」の実現を後押しします。
モジュール化で柔軟な導入を実現
サービスの大きな特長は、RAGやAIエージェント、業務自動化といった機能がモジュールとして体系化されている点です。これにより、企業ごとの異なる業務要件に対して、必要な機能を組み合わせる形で柔軟かつスピーディにAIシステムを構築できます。フルスクラッチ開発に比べ、導入期間とコストを大幅に抑えられるほか、導入後の段階的な機能拡張も容易です。
また、文書ファイルや業務データ、音声といった非構造データを含む、多様な社内データとの連携力も強みとしています。データ整備が十分でない企業でも、現状の資産を有効活用しながらAI導入の一歩を踏み出すことが可能です。
すでに高い精度での導入実績も
両社によると、本サービスはすでに複数の導入実績を有しており、ある事例では月数万件の問い合わせに対し、約97%という高い精度で回答するAIエージェントを構築・運用しているとのことです。今後は、部署を横断して活用できるAIエージェントや、音声なども活用したマルチモーダルなAI開発にも対応し、企業のDX推進と生産性向上に貢献していく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
AI導入の「PoC疲れ」を感じる企業は少なくないでしょう。本サービスは、検索だけでなく業務実行まで踏み込むことで、その壁を越えようとしています。実務に根付くAIがどれだけ広がるか、今後の展開に注目です。


















