
福祉窓口向けAI対面通訳「福祉フォロー通訳」を合同会社ワンストップが提供開始
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合同会社ワンストップは2026年9月9日、社会福祉協議会や生活困窮者相談窓口向けのAI対面通訳システム「福祉フォロー通訳」の提供開始を発表しました。相談員用と相談者用の2台の専用端末を使い、福祉専門用語の辞書と定型文で相談を支援します。多言語の対面通訳に加え、やさしい日本語への言い換えと文字表示・入力に対応します。会話データは相談中のメモリ上で扱い、相談終了時に端末とサーバーから削除する設計です。
ポイント
- 1相談員・相談者用の2端末で対面通訳し、福祉専門用語辞書と定型文を搭載
- 2金額・日付を大きく表示し、相談者のYES/NO回答を相談員側で確認
- 3会話データは相談中のメモリに置き、相談終了時に端末とサーバーから削除
福祉窓口の相談に必要な通訳支援
生活福祉資金の貸付や生活費の相談では、制度の内容に加え、金額・期限を正しく伝える必要があります。ワンストップは、一般的な翻訳では貸付と給付などの用語を取り違えることや、1台の翻訳端末を交互に渡す操作が相談の負担になると説明しています。
福祉フォロー通訳は、社会福祉協議会や生活困窮者相談窓口向けに、福祉用語の対訳辞書と窓口用の定型文を組み込んだシステムです。
2台の端末で通訳し、重要な数字を確認
相談員と相談者がそれぞれ専用端末を使い、端末を受け渡さずに会話します。相談員が言語を選び、「翻訳をはじめる」を押して利用します。発言中は文字と文の切れ目ごとの仮訳を表示し、確定後に全文の翻訳と読み上げへ切り替えます。
「生活福祉資金」「償還免除」「据置期間」などの対訳辞書を翻訳時に優先適用します。定型文もタップで翻訳・読み上げできます。金額や日付は大きく表示し、相談者のYES/NOによる確認結果を相談員側に伝えます。
同社が示した平均対応時間の比較は次のとおりです。
| 比較条件 | 1件の平均対応時間 |
|---|---|
| スマートフォンの翻訳アプリ1台を交互に使用 | 約65分 |
| 福祉フォロー通訳を導入 | 約27分 |
同社調べで約6割の短縮としています。相談内容によって時間は異なり、すべての窓口で同じ効果を示す数値ではありません。
金額を強調表示する相談員側の画面例。画面内の条件は説明用の例です。出典: 合同会社ワンストップ
耳の不自由な方や高齢の方への対応
相手の言語に「やさしい日本語」を選ぶと、相談員の発言を分かりやすい日本語に言い換えて相談者側の端末に大きな文字で表示します。相談者は音声または文字入力で返答できるため、筆談に頼らないスムーズな相談が可能です。聴覚障害のある方、難聴の高齢者、日本語に不慣れな方への説明にも活用できます。
やさしい日本語への言い換えと文字表示・返答の流れ。出典: 合同会社ワンストップ
会話データの保持と削除の仕組み
会話の本文・翻訳結果・音声は、相談中の端末とサーバーのメモリ上にのみ存在し、「相談を終了する」ボタンで即時に削除されます。無操作時も自動削除されます。音声認識は原則として端末内で処理し、音声をサーバーへ送りません。通信はすべて暗号化し、AIの学習に利用されないAPI契約を前提としています。ログには相談内容を記録しません。
導入条件と今後の予定
専用端末2台は、盗難防止機能付きのデスクスタンドに固定し、設定済みで納品します。SIMによる通信回線を内蔵しているため、Wi-FiやLANの工事は不要です。端末を向かい合わせに置くスペースを用意します。料金は窓口数・端末台数に応じた個別見積もりです。
対応言語は、中国語の簡体字・繁体字、ベトナム語、フィリピン語、ポルトガル語、英語など、やさしい日本語を含む18言語です。
言語の自動判定、ボタン操作のないハンズフリー会話、重要発言の逆翻訳、相談概要のAI要約と「福祉フォロークラウド」連携は今後の予定です。制度の参考情報を相談員に提示する機能も計画しており、判断は相談員が行う方針です。
Q&A
Q. 福祉フォロー通訳とは何ですか?
A. 社会福祉協議会などの窓口向けに、2台の専用端末で対面通訳するシステムです。福祉用語の辞書と定型文を搭載しています。
Q. 金額や日付はどのように確認しますか?
A. 数字を大きく表示し、相談者にYES/NOで確認を求めます。回答結果は相談員側の端末にも表示されます。
Q. 音声でのやり取りが難しい人も使えますか?
A. やさしい日本語への言い換えと大きな文字表示に対応し、相談者は文字入力でも返答できます。聴覚障害のある人や難聴の高齢者を想定しています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
金額や日付を大きく表示し、相談者の確認結果を相談員にも伝えます。貸付や返済条件を説明する窓口で、数字の聞き違いに気付く手掛かりになりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


