
Allganize、AIと対話するだけでExcelを分析する新エージェント「Data Assist Agent」を提供
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Allganize Japan株式会社が、Excel形式の大量データを対話形式で分析し、ビジネスに役立つインサイトを導き出す新たなAIエージェント「Data Assist Agent」の提供を開始しました。専門的な関数やマクロの知識がなくても、日常的な言葉で指示するだけでデータ分析が可能になるため、多くの企業に眠る情報の活用促進が期待されます。
ポイント
- 1関数やマクロは一切不要、自然な言葉でAIに指示するだけでExcelデータを分析
- 2数十万件規模の大量データや、列・行が結合された複雑なファイルにも対応
- 3データの集計や比較だけでなく、インサイトの抽出や問い合わせへの自動応答も可能
Allganize Japan株式会社は、同社が提供する生成AIプラットフォーム「Alli LLM App Market」の新たなAIエージェントとして、「Data Assist Agent」を追加したことを発表しました。このエージェントは、ユーザーが平易な言葉で調べたいことを指示するだけで、Excelなどに保存された大量のデータを自律的に分析し、その結果からインサイトを提示するものです。
多くの企業では、売上情報や顧客対応の履歴などがExcel形式で管理されていますが、データ量が膨大であったり、フォーマットが複雑であったりするため、十分に活用しきれていないケースが少なくありません。従来のLLM(大規模言語モデル)では、こうした大容量で複雑なExcelファイルの分析には限界がありましたが、「Data Assist Agent」はこれらの課題を解決するために開発されました。
「Data Assist Agent」は、アップロードされたExcelファイルを自動でSQLデータベースに変換することで、数十万件規模のデータでも安定した処理を実現します。また、列や行が結合された複雑なレイアウトにも対応し、商品番号のような類似した英数字の識別も可能です。これにより、ユーザーはデータの整形といった前処理に手間をかけることなく、すぐに分析を始めることができます。
このエージェントは、品質管理における不具合状況の分析、財務データに基づいた傾向分析、過去の問い合わせログから類似ケースを調査するなど、幅広い業務での活用が想定されています。Allganizeは今後も、企業の生産性向上に貢献するAIエージェントを順次リリースしていく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
多くの企業に眠るExcel資産を、専門知識なしで活用できるのは魅力的ですね。データ分析の民主化が進み、現場主導の迅速な意思決定が加速するかもしれません。





















