
IAS、AIアシスタント「IAS Agent」を発表。広告効果をリアルタイムで高める新機能
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グローバルなメディア計測と最適化のプラットフォームを提供するIntegral Ad Science(IAS)は、AIを搭載した新しいアシスタント機能「IAS Agent」を発表しました。この新機能は、広告キャンペーンの分析や最適化を自動化し、マーケターがより迅速かつ的確な意思決定を下せるよう支援するもので、2026年の第1四半期初頭から追加費用なしで提供が開始される予定です。
ポイント
- 1AIがキャンペーンの改善点を提案し、業務効率を最大50%向上
- 2提案の根拠を示す「説明可能なAI」で、ブラックボックス化を回避
- 32026年第1四半期から、全ユーザーに追加費用なしで提供開始
IASが新たに発表した「IAS Agent」は、広告キャンペーンのパフォーマンス向上を目的としたAIアシスタント機能です。IASの管理画面に直接統合され、トレンドやパターンを自動で検出。キャンペーンの改善点や最適化のための具体的なアクションをリアルタイムで提案します。これにより、マーケターは手動での分析作業に時間を費やすことなく、最大で5倍の速さで深いインサイトを得られるようになります。
このツールの大きな特徴は、「説明可能なAI(Explainable AI)」の原則に基づいている点です。多くのAIツールが判断プロセスを明らかにしない「ブラックボックス型」であるのに対し、「IAS Agent」はなぜその提案がなされたのか、その根拠を分かりやすく提示します。ユーザーは提案内容をそのまま採用するだけでなく、自身の判断でカスタマイズしたり、却下したりと、最終的な意思決定のコントロールを維持できる設計になっています。
IASによれば、初期テストではブランドセーフティ設定などのワークフローにおいて、最大50%の業務効率向上が確認されたとのことです。また、自然言語での対話を通じてキャンペーン設定のガイダンスを受けることも可能で、専門的な知識がない担当者でも、効果的な広告運用をスムーズに開始できるようになります。
「IAS Agent」は、2026年1月に開催されるCES 2026でデモンストレーションが実施され、2026年の第1四半期初頭に、世界中のすべてのIAS管理画面ユーザー向けに追加費用なしで提供が開始される計画です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
AIが提案するだけでなく、その「理由」まで教えてくれるのは心強いですね。AIの判断を鵜呑みにするのではなく、人間が納得して活用する。そんなAIとの新しい付き合い方が、広告運用の現場でもスタンダードになっていきそうです。


















