
ONLYOFFICE Docs 10.0、文書・表計算・PDFにAIを統合
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Ascensio Systems Pte. Ltdは、オフィススイート「ONLYOFFICE 10.0」を2026年10月10日にリリースしました。文書、表計算、プレゼンテーション、PDFの各エディタで、内容に応じたAI処理を利用できます。クラウド版のONLYOFFICE AIサービスはウォレットへのチャージが必要で、サーバー版では自社で運用するローカルモデルも接続できます。オープンソース版のAIツールは別途インストールする方式です。あわせて4つのモジュール型アプリを追加し、35件の脆弱性を修正しました。
ポイント
- 1文書・表計算・プレゼンテーション・PDFの編集画面で内容に応じたAI処理を利用
- 2サーバー版ではローカルモデルを接続でき、AIの運用構成を自社で選択
- 3AIエージェント・フォーム・ファイル・ルームの4つのアプリを個別に追加
全エディタにAIを統合
各エディタにAIタブとチャットを追加し、ファイルを開いたまま内容に応じた処理を依頼できます。文書では下書き、要約、翻訳、校正、整形を行えます。
表計算では数式の説明、データ分析、予測、ピボットテーブル作成などに対応します。プレゼンテーションでは構成やタイトル、箇条書き、発表者メモの作成を支援し、PDFでは内容への質問、要約、機密情報の墨消しなどにAIを使えます。
よく使うプロンプトは保存して再利用できます。クイックAIアクションとカスタムAIアシスタントは文書エディタで利用できます。
AIモデルを自由に選択可能
使用するAIモデルは、品質、速度、コストを踏まえて組織が選べます。公式ブログで示された導入形態ごとの条件は次のとおりです。
| 項目 | クラウド版 | サーバー版 |
|---|---|---|
| AIの接続方式 | OpenRouterを基盤とするONLYOFFICE AIサービス | 任意のAIモデルを接続 |
| 利用条件 | ウォレットへのチャージが必要 | 接続するモデルと運用環境を自社で用意 |
| ローカルモデル | ― | 自社でホストするモデルも接続可能 |
サーバー版でローカルモデルを接続すれば、自社環境内で文書のAI処理を行う構成を選べます。外部サービスを接続する場合は、接続先に応じたデータの扱いを確認する必要があります。
オープンソース版では、組み込みAI機能を外し、AIツールを別途インストールする方式に変更しました。オフィススイートの提供条件と、AIモデルの利用料金・運用条件を分けて確認できます。
4つのモジュール型アプリを追加
4つの無料モジュール型アプリ(AGPL v3)が追加されました。AIエージェントはMCPサーバーを活用します。フォームはAIで回答を分析できます。ファイルはアクセス制御付きで文書を一元管理できます。ルームは仮想データルームに対応しています。これらのモジュールは、クラウド版では標準で有効になっており、サーバー版ではコマンド1つでインストールできます。
各エディタの機能強化
PDFエディタでは、メタデータの削除、表の自動認識、再利用できる署名に対応しました。ドキュメントエディタでは、共同編集者のカーソルをリアルタイムで追従できるようになり、「次の段落と分離しない」オプションも追加しました。スプレッドシートエディタでは、SUMIFやCOUNTIFSなどの関数を最適化し、動作を高速化しました。プレゼンテーションエディタでは、スライドをGIFや動画として書き出せるようになりました。また、.ofd形式に対応し、スプレッドシートを.xls形式で保存できるようになりました。
セキュリティとモバイル対応
35件の脆弱性を修正し、機密データを扱う組織のためにプラットフォームを強化しました。デスクトップ版とiOS版・Android版アプリでもAI機能を拡充しました。モバイル版では、GrokやDeepSeekなどの新しいプロバイダーと、フォームのAI自動入力に対応しています。オンライン版、デスクトップ版、モバイル版をあわせて、約50の新機能と1,000件以上の不具合修正が含まれます。
Q&A
Q. ONLYOFFICE Docsとは何ですか?
A. 文書、表計算、プレゼンテーション、PDFを編集できるオフィススイートです。10.0では編集画面から内容に応じたAI処理を利用できます。
Q. クラウド版のAIサービスを使う条件は?
A. ONLYOFFICE AIサービスのウォレットへのチャージが必要です。オープンソース版のAIツールは別途インストールします。
Q. 機密文書を自社環境内で処理する構成は選べますか?
A. サーバー版では、自社でホストするローカルモデルを接続できます。外部AIサービスを接続する場合は、接続先のデータの扱いを確認する必要があります。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
サーバー版ではローカルモデルを接続できます。機密文書を扱う情シス担当者は、AIモデルの運用も含めて導入構成を比べられます。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
