すべて
タグ
ダイセーグループ、現場社員の声をAIで拾い上げる「CrewCompass」を提供開始
リリース
AI関連

ダイセーグループ、現場社員の声をAIで拾い上げる「CrewCompass」を提供開始

公開日:

物流大手のダイセーグループ内で開発されたAI 1on1サービス「CrewCompass」が、外部企業への提供を開始しました。現場社員と管理者の対話を支援するこのサービスは、グループ内での検証で退職率の低下などの効果が確認されています。管理職のマネジメント負荷軽減と組織の健康状態の可視化を両立する新たなツールとして注目されます。

この記事をシェア

ポイント

  • 1
    現場社員がAIと対話し、その内容を要約・共有して対面1on1の質を高める
  • 2
    グループ内導入で退職率が4%低下、管理者の8割が「部下の状況把握が容易に」と回答
  • 3
    対話内容を分析し、部署単位の傾向把握や次の施策案まで提案する機能を持つ

対面1on1を補完するAI対話サービス

株式会社DX研究所(ダイセーホールディングス株式会社のグループ会社)は、AIを活用した1on1サービス「CrewCompass」の外部提供を開始しました。このサービスは、物流現場などで働く場所や時間が分散し、管理者が全員と十分に対話するのが難しい課題を背景に開発されました。同グループ内の調査では、対面1on1を十分に実施できている管理者は2割未満だったといいます。

CrewCompassは、人対人の1on1を代替するものではなく、その前段階を支援する仕組みです。現場社員はスマートフォンアプリ上で、月1回以上、AIキャラクターとの対話形式で質問に回答します。1回あたりの所要時間は5〜15分程度で、業務の合間に利用できます。

グループ内3,000名で検証、退職率4%低下

同サービスは2025年7月からグループ内で段階的に導入され、現在は4社約3,000名の現場社員が利用しています。この導入検証では、いくつかの効果が確認されました。導入企業では退職率が前年比で4%低下しました。また、管理者を対象としたアンケートでは、80%以上が「部下の状況を把握しやすくなった」、同じく80%以上が「対面1on1を行うきっかけになった」と回答しています。

ハラスメントを早期に把握できたケースも確認されているといいます。対話内容は自動要約されますが、管理者に共有する最終内容は社員自身が編集できる設計となっており、伝える範囲をコントロールできる点も特徴です。

組織分析と「次の一手」提案まで

サービスは単なる対話記録ツールではありません。AIが対話内容から感情やキーワードを分析し、組織の状態を可視化します。管理者向けダッシュボードでは、実施率や傾向を拠点・部署単位で把握可能です。これにより、現場の管理者が個々の社員の状況を把握するだけでなく、本部が組織全体を俯瞰してセンターごとの傾向を捉えることもできます。

さらに、分析結果に基づいて状況に応じた打ち手の「叩き台」を提示する「施策案提案」機能も備えています。対面1on1の事前資料としてだけでなく、現場改善のヒントとしての活用が想定されています。

Q&A

Q. CrewCompassとは何ですか?

A. 現場社員がAIと対話形式で1on1を行い、その内容を要約・分析して管理者と共有するサービスです。対面での1on1を補完し、より実りある対話を支援します。

Q. 普通のアンケートと何が違うのでしょうか?

A. AIとの対話形式を取るため、より自然な形で意見を引き出せます。また、回答内容を自動で分析し、組織全体の傾向や次のアクションまで提案する点が異なります。

Q. 誰が主な利用者になりますか?

A. 現場社員とその管理者が主なユーザーです。特に、担当人数が多く対話時間の確保が難しい管理者や、組織の状態を定量的に把握したい人事部門での利用が想定されます。

関連リンク

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

グループ内で約3000人規模の検証を経て、退職率4%低下という数字が出ているのが説得力があります。現場の声を「聞く」から「活かす」までの流れを一気通貫で支援する点が新しいですね。

引用元:PR TIMES

この記事の著者

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部は、IT・SaaS・AI業界のニュースをリアルタイムに解析・発信するメディアチームです。ビジネス向けのプロダクトに関する最新情報をなるべく分かりやすく簡潔にまとめてニュースを提供します。
「日本のすべての企業に、AIトランスフォーメーションを。」をミッションに掲げているGigantic Technologies株式会社によって運営されています。
AIに精通し、2017年設立時から企業のDX支援に取り込んでおり、十分な実績とノウハウを元に情報を発信しています。
公式SNSは以下からフォローできます。
・X:https://x.com/o_product
・Facebook:https://www.facebook.com/oproduct.jp
・LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/oproduct/

この記事をシェア

AI事例マッチ度診断

あなたにビッタリのサービスを診断できます!
個人情報・会員登録は一切不要。完全無料で診断いただけます。

AI事例マッチ度診断
AI事例マッチ度診断

関連ニュース

1on1ツールのサービス

この記事を読んだ人はこんなタグにも興味があります

この記事をシェア