
日本IBM、製造現場の計画と搬送を一気通貫で自動化するAIソリューションを提供開始
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日本IBMは、製造業の生産性向上とサプライチェーン強化を目指し、AIを活用した2つの新ソリューションの提供を開始しました。製造現場の複雑な作業計画を最適化する「IBM Global Integrated View Manufacturing Orchestrator」と、それを中核に計画から搬送実行までを自動化する「ORION」です。
ポイント
- 1AIが数万タスク規模の作業計画を全体最適化、自然言語での直感的な操作も可能
- 2計画立案からAGV(無人搬送車)への指示、実績フィードバックまでを一気通貫で自動化
- 3レクサー・リサーチ、たけびしなど複数企業が共創パートナーとして開発に参画
背景とソリューションの概要
日本の製造業は、地政学リスクや人手不足、熟練者の技能伝承の難しさなど、複合的な課題に直面しています。日本IBMは、こうした課題に対応し、計画に遵守した生産力の強化を支援するため、2つのAIソリューションを開発しました。
AIによる作業計画の最適化「IBM Global Integrated View Manufacturing Orchestrator」
「IBM Global Integrated View Manufacturing Orchestrator」は、AIを活用して製造現場のスケジューリングを最適化するソリューションです。納期や設備稼働率など多様な制約を考慮し、数万タスク規模の計画を自動立案します。特徴は、自然言語による直感的な操作を可能にするAIエージェント機能で、専門知識がなくても迅速な意思決定を支援します。
計画から搬送までを自動化するワンストップソリューション「ORION」
「ORION」は、上記の計画ソリューションを中核とし、IT(情報技術)とOT(制御技術)、AIを融合した自動搬送ソリューションです。工程間の仕掛搬送や部材供給、倉庫入出庫などを対象に、AGVへの指示から実績回収までを一気通貫で自動化します。設備故障や特急オーダーなどの変化を捉えてAIが自動で再計画する機能も備え、現場担当者の負荷軽減が期待できます。
この開発には、株式会社レクサー・リサーチ(工程シミュレーション)、株式会社たけびし(IT/OT連携)、Cuebus株式会社(自動倉庫)、レッドハット株式会社(実行基盤)が共創パートナーとして参画しました。
Q&A
Q. IBM Global Integrated View Manufacturing Orchestratorとは?
A. AIを活用して製造現場の複雑な作業計画を全体最適化し、自然言語で操作できるIBMのスケジューリングソリューションです。
Q. ORIONで何が自動化できる?
A. 製造現場における工程間の仕掛搬送や部材供給から、AGV(無人搬送車)への指示・実績管理までの一連のプロセスを自動化できます。
Q. ORIONの開発にはどの企業が関わっている?
A. 日本IBMを中心に、レクサー・リサーチ、たけびし、Cuebus、レッドハットの計5社が共創パートナーとして開発に参画しました。
関連リンク
- 製造業の未来を変えるIT×OT×AIで実現する「計画どおりに生産できる」工場
- https://jp.newsroom.ibm.com/2026-02-06-IBM-Global-Integrated-View-Manufacturing-Orchestrator-and-ORION

O!Productニュース編集部からのコメント
計画と実行をデジタルでつなぐ「デジタルスレッド」の具体化として注目されます。複数企業の強みを組み合わせた共創モデルが、製造現場の複雑な課題を解く新しいアプローチとなりそうです。
引用元:PR TIMES









