
ヘッドウォータース、会話から業務の暗黙知をAI活用データに変換する「SyncLect Data Intelligence」を発表
公開日:
株式会社ヘッドウォータースは、業務の会話や会議から判断基準やノウハウといった「暗黙知」を、AIが使える構造化データに変換する独自エンジン「SyncLect Data Intelligence」を発表しました。AIエージェントの実務導入が進む中で、現場の知識をどうAIに伝えるかが課題となっています。このエンジンは、その壁を突破し、金融や製造など業界特化型の自律型AI導入を支援します。
ポイント
- 1会話から「暗黙知」をAIが使えるデータに自動変換
- 2金融・製造・モビリティの3業界に特化したソリューションを提供開始
- 3既存の「X-Tech FDE」と組み合わせ、PoCを超えた本番実装を伴走支援
背景とエンジンの役割
近年、企業の業務自動化は、単純作業の自動化(L1-L2)から、AIが自律的に判断する高度な段階(L3-L4)へ移行しつつあります。しかし、現場のベテラン社員が持つ判断基準や例外処理のノウハウは「暗黙知」として形式化されておらず、高度なAIエージェントの導入を阻む壁となっていました。
SyncLect Data Intelligenceは、この課題を解決するために開発されました。業務の会話やヒアリングの内容を分析し、そこに含まれる業務のルール、役割、条件、関係性などを抽出。AIが直接扱える形の構造化データ(AI Readyなデータ)に変換します。
2つのコアエージェントによる自動抽出
このエンジンは、2つのAIエージェントを中核としています。
1つは「エキスパートInterview Agent」です。ベテラン社員に対し、AIが自律的に質問を重ね、暗黙知を引き出して形式化します。
もう1つは「業務プロセス オントロジー抽出 Agent」です。会話データから、業務の構成要素(誰が、何を、どの条件下で)やその関係性を体系的に整理します。
同社取締役の西間木 将矢氏は、「AIエージェント導入の成否を分けるのは、企業固有の業務知識を、AIが理解し実行できる形へ変換できるかどうかにある」と述べています。
業界特化型ソリューションと提供体制
ヘッドウォータースは、この基盤エンジンを活用し、金融・製造・モビリティの3業界に特化したバーティカルソリューションの提供を開始します。例えば金融では厳格な業務ルールや顧客対応の知見を、製造では現場の品質判断や技能継承のノウハウを構造化します。
さらに、同社が既に提供するAI実装支援フレームワーク「X-Tech FDE」と連携させることで、暗黙知の抽出からAIソリューションの設計・実装・チューニングまでを一貫して支援する伴走型のサービスを構築します。これにより、実証実験(PoC)段階で終わらない、実際の業務で使える本番実装を加速することを目指します。
Q&A
Q. SyncLect Data Intelligenceとは何ですか?
A. 業務の会話やヒアリングを分析し、現場のノウハウや判断基準を、AIが直接利用できる形式のデータに自動変換するエンジンです。
Q. 普通の文字起こしAIとどう違うのですか?
A. 単に言葉を文字にするのではなく、業務のルールや役割、条件といった「文脈」を抽出し、体系的な知識として構造化する点が特徴です。
Q. どのような企業が主な対象になりますか?
A. 高度な自律型AIエージェントの導入を検討している、特に金融、製造、モビリティ(運輸)などの業界の企業が想定されています。
関連リンク
- https://www.youtube.com/watch?v=Ra1Xz_89Tn8
- https://www.headwaters.co.jp/news/microsoft_ai_tour_tokyoai.html
- https://www.headwaters.co.jp/news/x-tech_fde.html
- https://www.headwaters.co.jp/news/enhanced_context_engineering.html
- https://www.headwaters.co.jp/

O!Productニュース編集部からのコメント
会話から業務の「空気」や「勘所」を自動でデータ化する発想が興味深いです。属人化したノウハウの引継ぎや、AI担当者と現場の橋渡しに悩む企業には、検討の価値がありそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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