
高見澤、現場帳票システム「i-Reporter」で年間240時間の業務削減を達成
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株式会社シムトップスは、長野県を基盤に事業を展開する株式会社高見澤のフードセグメントで、現場帳票システム「i-Reporter」の活用事例を公開しました。高見澤では食品関連の複数部門を統合したことを機に、紙の帳票による業務負担の解消を目的として導入を進めています。チーズ部門から始まった電子化は青果販売部門にも広がり、年間240時間の工数削減につながっています。
ポイント
- 1高見澤が食品関連の複数部門を統合し、帳票電子化を推進
- 2チーズ部門と青果販売部門で紙帳票の二重作業や集計負担を解消
- 3年間240時間の工数削減と108種類の帳票定義を実現
チーズ部門で始まった電子化
チーズ部門の小諸工場では、1日約40枚の手書きの製造日報の記入や、紙を見ながらパソコンに打ち直す二重作業が課題でした。製造部・品質管理部の部長を務める石倉裕介氏は、自身の字が読みにくいことや、基幹システムへの製造実績入力を自動化したいという思いから、i-Reporterの導入を決めました。現在では製造記録や品質記録の電子化を進め、誰でも製造日報を見れば迷わず製造できる仕組みを整えています。
OCRで賞味期限の入力ミスを削減
チーズ部門では、i-Reporterのオプション機能であるエッジAI型の高速OCR「i-Repo EdgeOCR」も活用しています。iPadやiPhoneのカメラでラベルやバーコードを読み取り、帳票に自動記録する仕組みです。賞味期限の入力では、これまで外箱と商品の表示を目視で確認して手書きで転記していたため、入力ミスのリスクがありました。導入後はカメラでラベルを読み取ることで自動入力し、計算式によるチェックを組み合わせることで、入力ミスの削減と確認作業の負担軽減を実現しました。作業時間も半分以下に削減されています。
青果販売部門への横展開
青果販売部門の中野工場でも、紙の帳票が現場の業務を圧迫していました。製造スタッフが箱詰め作業の記録を紙に書き、事務所まで届けてから営業スタッフが数量や単価を入力して集計するフローが、繁忙期には大きな負担となっていました。青果は商品ごとに異なる規格を管理する必要があり、例えばリンゴだけでも等級は5段階、サイズは24〜56玉まで18種類の規格があります。現場では紙への手書きと電卓による計算で対応しており、計算ミスが発覚するたびに現場に戻って数え直す状況が繰り返されていました。
工場見学をきっかけに電子化が拡大
青果販売部門の課題を解決するきっかけとなったのは、チーズ部門での電子化の取り組みです。チーズ部門での稼働が軌道に乗り始めた頃、青果販売部門の担当者が工場を見学し、製造現場で帳票に入力すれば紙を事務所へ持っていかずに済むという話を聞いて、その場で電子化が決まりました。同部門では仕入れ記録や箱詰め記録を中心に、在庫管理・出荷管理・作業工数の記録まで電子化の対象を広げています。
改善提案でセグメント全体に波及
高見澤では2025年10月に改善提案の仕組み「改善アワード」を始め、半年間でセグメント内から60件の改善提案が集まりました。投稿された改善事例をフードセグメント内で共有することで、改善の横展開が加速しています。現在ではセグメント全体で108種類の帳票が定義されており、日報や点検記録、安全衛生、ヒヤリハットなど、その用途は多岐にわたります。従来は感覚で捉えていた数字も、日々のi-Reporterの日報データから自動集計されるようになりました。製造部と品質管理部では、1日1時間、年間240時間の工数削減を達成しています。
Q&A
Q. 高見澤がi-Reporterを導入したきっかけは何ですか?
A. チーズ部門の部長が自分の字が読みにくいことを理由に帳票の電子化に関心を持ち、製造実績の入力自動化も目指して導入しました。
Q. i-Repo EdgeOCRとは何ですか?
A. iPadやiPhoneのカメラでラベルやバーコードを読み取り、帳票に自動記録するi-Reporterのオプション機能です。賞味期限の入力ミス削減に役立っています。
Q. 青果販売部門ではどのような課題がありましたか?
A. 紙の帳票への手書きと電卓による集計で、繁忙期には大きな負担となっていました。計算ミスが発覚するたびに現場で数え直す状況もありました。
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O!Productニュース編集部からのコメント
リンゴの等級5段階にサイズ18種類の規格を紙と電卓で捌いていた現場が、工場見学だけで電子化を決めた流れが刺さります。青果担当の集計作業、だいぶ軽くなりそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
