
ブラザーロジテック、クラウドWMSとロボット連携で作業時間60%短縮を実現
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ブラザーロジテック株式会社は、倉庫管理システム(WMS)をクラウド型「SLIMS」に刷新し、自律走行型ロボット「ハイロボ」を導入しました。物流現場の人手不足や高齢化、スペース制約といった課題に対応する取り組みです。これにより、作業者の身体的負担を軽減しながら、大幅な効率化と省スペース化を両立しています。
ポイント
- 1老朽化したシステムをクラウドWMSに刷新し、業務の安定性と処理速度を向上
- 2自律走行ロボットを導入し、作業者の倉庫内移動を不要に
- 3作業時間は約60%短縮、保管効率は約2倍に向上
システム刷新と業務プロセスの見直し
ブラザーロジテックは、名古屋を中心に物流サービスを提供しています。長年使ってきた従来のWMSは老朽化が進み、処理速度や他システムとの連携に課題を抱えていました。また、工程ごとに異なる管理コードを使っていたため、確認作業に手間がかかっていました。
これらの課題を解決するため、同社はセイノー情報サービスのクラウド型WMS「SLIMS」を導入しました。システムを刷新すると同時に業務プロセスも見直し、管理コードを統一しました。その結果、帳票印刷が削減され、工程間の確認作業が簡素化されました。24時間365日のサポート体制も整い、業務停止のリスクが低減しています。
ロボット導入で「人を動かさず、荷物を動かす」
特に同社の港第1倉庫では、自律走行型ロボット「ハイロボ」を導入しました。従来は作業者が倉庫内を歩き回り、商品の入ったコンテナを取りに行く必要がありました。この移動がピッキング作業の効率を下げる一因となっていました。
ハイロボを導入したことで、この作業フローが自動化されました。ロボットが商品棚まで自律走行し、指定のコンテナを運んでくるため、作業者は決められたエリアで待機してピッキングを行うだけでよくなりました。これにより、作業者の倉庫内移動が大幅に削減されています。
数値で見る効率化の成果
SLIMSとハイロボの連携による効果は数値として明確に現れています。作業時間は約60%短縮されました。作業者の身体的負担が軽減されたことも大きな成果です。
また、ハイロボは高さ5.5メートルまでのラックからコンテナを取り出せるため、倉庫の空間を最大限に活用できます。これにより、保管効率は従来比で約2倍に向上しました。限られたスペースでより多くの商品を保管できるようになり、省スペース化と生産性向上を同時に実現しています。
同社は今後、システムで蓄積されたデータを経営分析や現場改善に活用し、データを基にした物流管理をさらに進めたい考えです。将来的にはAIを活用した作業ナビゲーションなどの高度化も視野に入れています。
Q&A
Q. 導入した「SLIMS」とは何ですか?
A. セイノー情報サービスが提供するクラウド型の倉庫管理システム(WMS)です。在庫管理や入出荷指示などを一元的に行えます。
Q. 「ハイロボ」はどのように作業を変えたのですか?
A. 従来は人が商品棚まで歩いて取りに行っていましたが、ロボットが棚まで行き、コンテナごと商品を運んでくるようになりました。これで作業者の移動時間と負担が減りました。
Q. この取り組みはどのような倉庫に向いていますか?
A. 人手不足や高齢化で作業負担が課題の倉庫、あるいは保管スペースに制限があり効率化を求めている倉庫での導入効果が期待できます。
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O!Productニュース編集部からのコメント
作業時間6割減はかなりのインパクトですね。倉庫内の「歩行」という非生産時間を削る発想が効いたようです。身体負担が減れば、人材の確保にもつながりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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