
ケイデンス、半導体設計・検証を自動化する「ChipStack AI Super Agent」を発表
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半導体設計の自動化を大きく前進させる新たなAIソリューションが登場しました。ケイデンスは、仕様書や設計記述から半導体の設計・検証フローを自動化する世界初のエージェント型AI「ChipStack AI Super Agent」を発表しました。本ソリューションは、複雑化・大規模化するチップ設計における生産性向上を目指すものです。
注目ポイント
- 1設計・検証を自動化する「世界初のエージェント型AI」と位置付け
- 2RTL設計からデバッグまで、最大10倍の生産性向上を実現
- 3AlteraやNVIDIAなど主要企業での先行導入が進行中
ケイデンスが発表した「ChipStack AI Super Agent」は、同社の「Intelligent System Design」戦略を具現化した製品です。このエージェント型AIは、複数の「仮想エンジニア」を統合的にオーケストレーションし、RTL設計やテストベンチのコーディング、テストプラン作成、リグレッションテストのオーケストレーション、デバッグおよび問題の自動修正といった一連の作業を自動化します。ケイデンスは、これにより最大10倍の生産性向上が実現できるとしています。
本ソリューションは、ケイデンスの基盤EDAツール群と、これまで1,000件以上のテープアウト実績を持つ最適化AIやAIアシスタントを統合しています。具体的には、Verisium Verification PlatformやCadence Cerebrus Intelligent Chip Explorer、JedAIデータ&AIプラットフォームなどのソリューションを基盤としています。
クラウド・オンプレミス環境に対応し、NVIDIA NemotronやOpenAI GPTなど、最先端のAIモデルにも柔軟に対応しています。これにより、設計から検証までの多様なワークフローを横断する「Silicon Agent」というビジョンの実現を加速し、次世代インテリジェントデバイスの開発を後押しします。
現在、Altera、NVIDIA、Qualcomm、Tenstorrentといった世界有数の半導体・システム開発企業において先行導入が進められています。例えばTenstorrent社では、フォーマル検証作業の効率化を評価し、検証時間を最大4倍短縮できたと報告しています。本製品は現在、早期アクセス版として提供されています。
Q&A
Q. ChipStack AI Super Agentとは何ですか?
A. ケイデンスが発表した、半導体の設計・検証フローを自動化する世界初のエージェント型AIソリューションです。
Q. ChipStack AI Super Agentで何ができるようになりますか?
A. RTL設計やテストベンチのコーディングからデバッグまで、設計・検証の主要工程を自動化し、最大10倍の生産性向上を実現できます。
Q. どのような企業が導入を進めていますか?
A. Altera、NVIDIA、Qualcomm、Tenstorrentなど、世界有数の半導体・システム開発企業で先行導入が進んでいます。
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O!Productニュース編集部からのコメント
「仮想エンジニア」による設計自動化は、半導体業界の深刻な人材不足を解消する一手となりそうです。主要プレイヤーがこぞって評価を始めている点からも、その潜在的なインパクトの大きさが伺えます。
引用元:PR TIMES

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