
AIで"見えないリスク"を可視化、次世代セキュリティ基盤「Zeami Intelligence」登場
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インテリジェンスベースのセキュリティ製品を開発するZeamiCyberSecurity株式会社は、次世代セキュリティ・インテリジェンス基盤「Zeami Intelligence」を新たに公開したと発表しました。クラウド化や外部サービス連携で複雑化する企業のセキュリティ環境において、分散したリスク情報を統合的に解析・判断する中核基盤として機能します。
ポイント
- 1AI・セキュリティ・インテリジェンスを統合した共通基盤
- 2複雑化する環境下で、分散したリスク情報を統合的に把握
- 3第一弾として12月初旬に第三者リスク管理(TPRM)製品をリリース予定
ZeamiCyberSecurity株式会社が発表した「Zeami Intelligence」は、同社が今後展開するセキュリティ製品群を支える共通インテリジェンス基盤です。AI、セキュリティ、インテリジェンスの3要素を統合し、外部の脅威情報や内部の資産情報などをリアルタイムで連携・分析。企業の「見えないリスク」を可視化する“偵察機”のような役割を担います。
開発の背景には、企業のセキュリティ環境の急速な複雑化があります。クラウドサービスの利用やAIの活用が進むにつれてシステムやデータの境界が曖昧になり、個別の脅威対策だけでは全体の脆弱性を正確に把握することが困難になっています。同社は、本質的な課題は脅威の増加そのものではなく、分散した情報から全体像を理解する難しさにあるとしています。
「Zeami Intelligence」は、こうした課題に対応するため、多様な情報を統一的なデータモデルで整理・解析し、企業の意思決定を支援する知的アーキテクチャとして設計されました。この仕組みは、リスクや資産、脆弱性といった要素の相互作用を継続的に評価することを可能にします。
同社は今後、この技術基盤を活用したプロダクト群を展開していく計画です。第一弾として、第三者リスク管理(TPRM)製品を12月初旬にリリースする予定で、その後は攻撃面管理(ASM)や高度情報解析(DeepInsight)といった領域への展開も順次進めていく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
個別の脅威対策だけでなく、点在する情報を統合・分析する「インテリジェンス」の重要性が増していますね。スタートアップがこの領域にどう切り込むのか、今後の具体的な製品展開に注目です。







