
AIでマーケリスクを一元可視化、経営判断を支援する「Trust Lens」提供開始
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サイバーセキュリティ企業のAPRIO TECHNOLOGIESは、株式会社REGAL COREと共同で、デジタルマーケティングのリスクを統合管理するプラットフォーム「Trust Lens(トラストレンズ)」を2025年12月10日より提供開始すると発表しました。アドフラウドやサイバー攻撃、広告のコンプライアンス違反といった複雑化するリスクをAIで一元的に可視化し、経営レベルでの迅速な意思決定を支援する狙いです。
ポイント
- 1アドフラウド、サイバー攻撃、広告コンプライアンス違反という3大リスクをAIで統合管理
- 2技術的なリスクを「金額インパクト」として可視化し、経営判断の材料に転換
- 3最短72時間でのリスク診断が可能で、月額30万円からスモールスタートできる
縦割り組織のリスク管理に終止符を
APRIO TECHNOLOGIESとREGAL COREが共同開発した「Trust Lens」は、デジタルマーケティングに潜む多様なリスクを一つの画面で統合的に管理するプラットフォームです。これまでセキュリティ、マーケティング、法務といった部門ごとに分断されがちだったリスク情報を集約し、組織横断での対策を可能にします。
開発の背景にある「サイロ化」という課題
企業のデジタルマーケティング活動が高度化する一方、アドフラウドによる広告費の無駄遣いや、Webサイト改ざんによるブランドイメージの毀損、景品表示法や薬機法に抵触する広告表現など、直面する脅威は多岐にわたります。多くの企業では、これらのリスク情報が部門間で共有されず「サイロ化」しており、経営層が全体像を把握できないまま個別対応に追われるケースが少なくありませんでした。この状況が、迅速な経営判断を妨げる一因となっていたといいます。
AIがリスクを金額で示し、経営の「攻め」を後押し
「Trust Lens」の大きな特徴は、検知した技術的なリスクデータを、ビジネスにおける「金額インパクト」として可視化する点にあります。独自AIが将来の脅威を予測し、非侵襲型の技術で最短72時間でリスクを診断。その結果を具体的な損失額として提示することで、従来はIT部門の課題とされがちだったサイバーリスクを、全社的な経営戦略のテーマへと引き上げます。
プランは企業規模に応じて3種類用意されており、月額30万円から導入が可能です。まずは1〜3ヶ月の試験運用から始め、効果を検証した上で全社展開へと進められるため、リスクを抑えながら導入できるモデルとなっています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
マーケティングのROI(投資対効果)だけでなく、リスク管理の重要性が増す中で、部門間の壁を取り払うソリューションは価値が高いですね。リスクを金額で示すことで、守りの投資が攻めの経営判断に繋がるという発想が面白いです。








