建築AI「ArchiX」、カタログ製品をパースに組み込む新技術で特許取得
リリース
AI関連

建築AI「ArchiX」、カタログ製品をパースに組み込む新技術で特許取得

公開日:

アクチュアル株式会社は、建築・デザイン特化型AIサービス「ArchiX」に関する新技術「リフォーム画像生成システム」の特許を取得したと発表しました。この技術は、部屋の画像から家具や建材をAIが自動で識別し、メーカーの製品カタログから選んだアイテムに置き換えて、実際の空間イメージを生成するものです。従来のパース制作は外注が主流でコストや時間が課題でしたが、この技術によって設計者や販売店は実在する製品を使った具体的な提案を短時間で行えます。メーカーにとっては自社製品が設計の初期段階から提案される機会となり、販売機会の拡大につながります。

この記事をシェア

ポイント

  • 1
    アクチュアルがリフォーム画像生成システムの特許を取得
  • 2
    部屋画像のインテリアをAIが自動識別しカタログ製品に置換
  • 3
    設計者や販売店の提案スピードと成約率向上を支援

特許技術の概要

アクチュアル株式会社は、建築・デザイン特化型AIサービス「ArchiX」において、部屋画像から家具や建材などのインテリア領域をAIが自動で識別し、連携されたメーカーの製品カタログから選んだアイテムに置き換えることで、リフォーム後の空間イメージを生成する技術の特許を取得しました。特許番号は特許第7807768号で、発明の名称は「リフォーム画像生成システム、方法、プログラム及び装置」です。この技術では、カタログに登録された特徴や費用、寸法などの情報をもとに、ユーザーの条件に合ったインテリアを推薦することもできます。さらに、部屋画像から抽出した特徴をもとに、空間に調和する製品を選定することも可能です。

従来の課題と解決策

従来、建築・設計業界では空間イメージを伝えるためのパース制作を外注するケースが主流で、制作にかかるコストや時間が課題となっていました。近年は生成AIの進化によりパースを短時間で作成できるようになりましたが、一般的な生成AIによる画像はあくまで架空のイメージにとどまり、実際の提案に直結する実務レベルのニーズには十分に応えられていませんでした。アクチュアル株式会社は、部屋画像からインテリア領域を自動識別し、製品カタログから選択したインテリアを空間に反映するプロセスを「リフォーム画像生成システム」として体系化し、特許を取得しました。この技術により、メーカー各社の製品カタログとAI画像生成を組み合わせ、実際の設計・提案現場で活用できる、より具体性の高い空間シミュレーションを可能にします。

主な機能

「リフォーム画像生成システム」の主な機能は、AIによる部屋画像のセグメンテーション、カタログ画像から選択したインテリアへの置き換え、カタログ情報の検索・レコメンド、元画像の雰囲気を保ったまま自然に高精細合成するという4つです。AIが部屋画像から家具や壁紙、床材、照明などの領域を自動で識別し、それぞれのカテゴリに分類します。識別されたインテリアのカテゴリに応じて、ArchiXに連携された製品カタログからインテリアを選択し、部屋画像内の対象インテリアを選択したカタログ製品画像に置き換えます。手動の縮尺調整や複雑な編集なしに空間イメージを生成できるのが特徴です。また、カタログに登録された特徴や費用、寸法などの情報をもとに、ユーザーの条件に合ったインテリアを推薦します。

各ステークホルダーへの価値

この技術は、メーカー、設計者、販売店、エンドユーザーのそれぞれに新たな価値をもたらします。メーカーにとっては、自社カタログ製品がそのまま空間提案に使用されることで、設計の初期段階から自社製品が選ばれ、ブランド認知および販売機会の拡大を実現します。設計者にとっては、施主が希望するカタログ製品へ瞬時に置き換えた高精度なパースの生成が可能になり、イメージのズレを解消して商談の成約率と提案スピードを引き上げます。販売店にとっては、商談のその場で提案が行えるため意思決定までの時間を短縮し、家具や照明などのクロスセルを促すことで客単価アップを実現します。エンドユーザーにとっては、実際の製品を配置したリアルな画像により質感や配置バランスを事前に確認でき、納得のいく購入判断が可能になります。

今後の展開

アクチュアル株式会社は、ArchiXデータベースへの製品カタログ掲載を希望する家具・建材・設備・照明メーカーを先着10社限定で募集しています。現在、ArchiXは6,000名を超える設計士・デザイナーに利用されており、建築・設計提案におけるスタンダードを目指すプラットフォームです。また、本特許技術を基盤としたAIシステムを、建材・家具メーカーやリフォーム事業者向けに提供・ライセンス展開していきます。ArchiXで培ったAI画像生成・カタログ連携技術をAPIとして提供し、自社Webサイトや自社システムへのAIカタログ機能構築・受託開発にも対応します。

Q&A

Q. リフォーム画像生成システムとは何ですか?

A. 部屋の画像から家具や建材をAIが自動で識別し、メーカーの製品カタログから選んだアイテムに置き換えて、リフォーム後の空間イメージを生成する技術です。

Q. この技術は従来のパース制作と何が違いますか?

A. 従来の生成AIによる画像は架空のイメージですが、この技術は実際のカタログ製品を反映するため、提案に直結する具体性の高い空間シミュレーションが可能です。

Q. 誰がこの技術の恩恵を受けますか?

A. メーカーは自社製品の露出機会が増え、設計者や販売店は提案スピードと成約率の向上、エンドユーザーは完成イメージを事前に確認できる安心感が得られます。

関連リンク

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

実在のカタログ製品をパースに反映できるので、提案のズレが減って商談が速くなりそうですね。設計者と販売店の両方に刺さる技術かもです。

引用元:PR TIMES

この記事をシェア

O!Productニュース編集部

この記事の著者

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部は、IT・SaaS・AI業界のニュースをリアルタイムに解析・発信するメディアチームです。ビジネス向けのプロダクトに関する最新情報をなるべく分かりやすく簡潔にまとめてニュースを提供します。
「日本のすべての企業に、AIトランスフォーメーションを。」をミッションに掲げているGigantic Technologies株式会社によって運営されています。
AIに精通し、2017年設立時から企業のDX支援に取り込んでおり、十分な実績とノウハウを元に情報を発信しています。
公式SNSは以下からフォローできます。
X
Facebook
LinkedIn
note

画像生成AIの導入を検討していますか?

サービスの比較・選定業務を無料でサポートします。

この記事をシェア

成果報酬リード獲得検索結果での上位表示

貴社のサービスを上位掲載しませんか?

検索結果で上位表示されたり、資料ダウンロードボタンを表示させて直接リードを獲得することができます。
月額無料+成果報酬型の低リスクで法人リード獲得を始めることができます。

料金プランを確認