
ストリート、自社社員データ由来のAI広告モデル「Secure Cast AI」でTV通販CM制作を開始
公開日:
株式会社ストリートは、テレビ通販CMの制作に使えるAI広告モデル「Secure Cast AI」の提供を開始しました。このモデルは、同意を得た自社社員のデータだけを使って人物画像を生成する仕組みです。企業が生成AIを広告に使う際の肖像権や著作権のリスクを抑えられるため、導入をためらっていた企業でも安心して活用できます。すでにUNI SOUND株式会社の通販CMで採用され、放映が始まっています。
ポイント
- 1同意を得た自社社員データのみで人物画像を生成し、肖像権リスクを低減
- 2キャスティング費やロケ費を大幅に削減し、限られた予算でも高品質なビジュアルを実現
- 3クリエイティブの修正やABテストが容易になり、迅速なPDCAサイクルを確立
開発の背景
生成AIの普及に伴い、広告クリエイティブへのAI活用が注目されています。しかし、インターネット上の不特定多数のデータを学習したAIを使うと、実在の人物や既存の著作物に似た画像が生成されるリスクがあります。こうした肖像権や著作権の侵害を懸念し、AI広告の導入を見送る企業は少なくありません。ストリートは、この課題に対して「同意書を締結した自社社員のデータだけを使う」という独自の手法で解決を図りました。
「Secure Cast AI」の特徴
「Secure Cast AI」は、同意を得た自社社員のデータのみを学習に用いることで、クリーンなデータ運用を実現しています。制作後には、制作チーム、社員本人、クライアントの3段階で合意を取るフローを採用し、目視によるトリプルチェックを実施。これにより、放送基準の厳しいテレビ局や企業のコンプライアンス要件にも対応できる体制を整えています。また、実在のモデルを起用しないため、キャスティング費用やロケ費用を大幅に削減でき、契約期間の制限やトラブルによる出稿停止リスクもありません。さらに、表情やセリフ、背景などの要素を生成AIで柔軟に変更できるため、放映後のデータに基づいてクリエイティブを何度でも改善し、迅速なPDCAサイクルを回せます。
先行導入事例と今後の展望
すでにUNI SOUND株式会社の通販CM制作に「Secure Cast AI」が導入され、2026年6月25日からTVerで放映されています。現在は商品のイメージモデルとしての活用が中心ですが、将来的にはナレーターやショッピングキャスターなど、テレビ通販に登場する幅広い「キャスト」への展開を目指しています。
プロジェクト責任者のコメント
ストリートのAI Creative Team責任者である益子葵氏は、「クライアントから『生成AIを使いたいがリスクが怖い』という声を受け、アイデアで解決しようと考えました。新しい技術への不安を取り除き、安心して生成AIのメリットを体感いただける環境を実現します」と述べています。
Q&A
Q. 「Secure Cast AI」とは何ですか?
A. 株式会社ストリートが開発した、同意を得た自社社員のデータだけを使って人物画像を生成するAI広告モデルです。テレビ通販CMの制作に活用されます。
Q. 従来のCM制作と比べて、どのような利点がありますか?
A. モデルのキャスティング費用やロケ費用を削減でき、クリエイティブの修正も容易なため、限られた予算と時間で高品質なCMを制作できます。
Q. 肖像権や著作権のリスクに対して、どのような対策をしていますか?
A. 学習データを同意を得た自社社員のものに限定し、制作後に社内の3段階チェックを行うことで、権利侵害のリスクを低減しています。
関連リンク
- https://youtu.be/dDSxYLGFPgQ
- https://www.street-inc.com/contact/
- https://www.street-inc.com
- https://www.street-inc.com/

O!Productニュース編集部からのコメント
自社社員のデータだけを使う発想は、AI広告のリスクに悩む企業にちょうどいいですね。キャスティング費削減だけでなく、クリエイティブのABテストが容易なのも実務に刺さりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部























