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Figmaからコード生成まで一気通貫。Sun*がAI開発ツール「MoMorph」公開
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Figmaからコード生成まで一気通貫。Sun*がAI開発ツール「MoMorph」公開

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株式会社Sun Asterisk(Sun*)は、デザインツール「Figma」のプラグインとして、AIを活用した新しい開発ツール「MoMorph(モモーフ)」をリリースしたと発表しました。このツールは、UIデザインを起点に、仕様書の作成、テストケースの生成、さらにはソースコードの実装までを一気通貫で支援するものです。開発プロセスにおける手戻りや情報共有のロスを減らし、プロジェクトの生産性を高めることを目指しています。

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ポイント

  • 1
    Figma上のデザインから、仕様書・テスト・コード生成までをAIが支援
  • 2
    特定のAIに縛られず、複数のAIモデルと柔軟に連携できる設計
  • 3
    顧客案件での実績を元に有効性が評価され正式リリース

デザインと開発の「壁」をAIで乗り越える

「MoMorph」は、ソフトウェア開発における各工程をUIデザインを軸に繋ぐ、エンタープライズ向けの協働基盤です。Figmaプラグインとして提供され、デザイナーが作成したUIから、AIが仕様書やテストケースを自動で生成。さらに、GitHubと連携してソースコードの生成までをサポートします。これにより、「デザイン→仕様→テスト→実装」という一連の流れがスムーズになり、開発メンバー間の認識のズレや手戻りを防ぐ効果が期待されます。

分断された開発プロセスという課題

近年の生成AIの進化は、ソフトウェア開発の各工程を効率化する一方で、設計、実装、テストといったフェーズごとに異なるツールが使われることで、プロセスが分断されがちという課題も生んでいます。Sun*によれば、こうした分断がコミュニケーションコストの増大や品質低下を招く一因になっているとのこと。同社は、AIと人が協働する新しい開発手法「AI-Ready SDLC」を推進しており、「MoMorph」はその構想を実現するための中核ツールとして開発されました。

社内での実績を経て正式リリースへ

「MoMorph」は、2024年にSun*社内のプライベートプラグインとして開発がスタートしました。その後、2025年初頭からは実際の顧客向け案件にも導入され、プロジェクトマネージャーやデザイナー、エンジニアなど、現場のメンバーから高い評価を得たといいます。こうした実績と「自社のプロジェクトでも標準的に使いたい」という声を受け、今回、法人向けに公開プラグインとして正式にリリースされる運びとなりました。また、AI機能を搭載しないEssential版も公開されており、そのワークフローを体験することが可能です。

Sun*は今後、連携できるAIの拡張や操作性の向上などを進め、人とAIが互いの強みを生かしながら共創する、新たな開発環境の構築を目指していく方針です。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

デザインと開発の間に横たわる「見えない壁」は、多くのプロジェクトの悩みの種です。このツールは、デザインの意図を直接コードに繋げることで、その壁を壊してくれる可能性を秘めていますね。コミュニケーションロスが減るだけでも、開発のスピードは大きく変わりそうです。

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