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デジタルヒューマンプラットフォームを刷新、日本語リップシンクと感情表現を大幅強化
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デジタルヒューマンプラットフォームを刷新、日本語リップシンクと感情表現を大幅強化

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デジタルヒューマン株式会社は、生成AIと連携する「デジタルヒューマン プラットフォーム」の大幅なアップグレードを発表しました。今回の更新では、基盤となるレンダリングエンジンを刷新し、日本語のリップシンク(口の動き)や感情表現の精度を向上させたほか、企業がより導入しやすくなる新たな選択肢を提供します。

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ポイント

  • 1
    新エンジンで日本語リップシンクと感情表現がより自然に
  • 2
    オンプレミス・マルチクラウド対応で導入の柔軟性が向上
  • 3
    クリエイターが自作アセットを使える事業者向けプランを開始

デジタルヒューマン社は、同社が提供する「デジタルヒューマン プラットフォーム」の基盤を、最新のゲームエンジン「Unreal Engine 5.6」ベースのものにアップグレードしたことを明らかにしました。これにより、プラットフォーム全体の性能が向上し、今後の機能拡張に向けた基盤が整った形です。

今回のアップグレードで特に注目されるのが、新アニメーションエンジン「SynAnim®」の実装です。このエンジンにより、日本語の音声に合わせた口の動きや表情、感情の表現がより高速かつ滑らかに描画されるようになり、これまで以上に人間らしい自然なコミュニケーションが期待されます。発話音声の品質も改善され、聞き取りやすさも向上したとのことです。

また、企業の導入環境に合わせた柔軟な選択肢が追加された点も大きな特徴です。従来のクラウド方式に加え、インターネット接続が不安定な場所でも安定稼働するオンプレミス版「MiniPrem®」を提供。さらに、導入企業が利用するAWS、Azure、Google Cloudといった主要なクラウドサービス上にもプラットフォームを構築できるようになり、セキュリティ要件の厳しい企業でも自社の管理下で安全に運用することが可能になりました。

加えて、CGプロダクションや3Dアーティストといったプロフェッショナル向けの事業者向けプラットフォームの提供も開始されます。これにより、クリエイターは自社で制作した独自のデジタルヒューマンのアセットをプラットフォーム上で動作させることが可能になります。複雑なインフラ開発をデジタルヒューマン社に任せ、クリエイティブな作業に集中できる環境を提供する狙いです。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

リップシンクや感情表現の進化で、デジタルヒューマンとの対話の「違和感」がさらに解消されそうです。オンプレミス対応により、工場や店舗など、これまで導入が難しかった現場での活用が一気に広がる可能性を秘めていますね。

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