
AIエージェントが会計業務を実行、マネーフォワード「MCPサーバー」β版を提供開始
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株式会社マネーフォワードは、クラウド会計ソフト『マネーフォワード クラウド会計』において、AIエージェントが会計業務を自動で実行する新機能「MCPサーバー」β版の提供を2025年10月3日より開始しました。これにより、ユーザーはAIに指示を出すだけで、仕訳入力やデータ確認などの作業を自動化できるようになります。
ポイント
- 1AIエージェントに指示するだけで、仕訳入力やレポート作成が自動完了
- 2従来の画面操作が不要になり、よりスピーディーで柔軟な業務処理を実現
- 3まずは「クラウド公認メンバー」のプラチナメンバー向けに提供開始
AIが会計業務を代行する時代へ
マネーフォワードが新たに提供を開始した「MCPサーバー」は、ClaudeなどのAIエージェント機能を持つツールと『マネーフォワード クラウド会計』を接続する仕組みです。
この連携により、ユーザーは使い慣れたAIエージェントを通じて「このデータを検索して」「レポートを作成して」といった指示を出すだけで、AIがユーザーに代わって会計ソフトを操作。仕訳入力や帳簿検索、データ確認、レポート作成といった一連の業務を自律的に処理することが可能になります。
開発の背景にある業務効率化への期待
近年、生成AIツールの急速な普及に伴い、業務の自動化や効率化への期待が高まっています。特に、会計事務所など士業の業務はAIとの親和性が高く、新たな活用方法が模索されてきました。
これまでも『マネーフォワード クラウド会計』は直感的な操作性で業務効率化を支援してきましたが、従来の画面操作に加えてAIエージェントによる新たなアプローチを併用することで、業務の柔軟性や効率をさらに高める狙いです。
会計事務所のサービス向上に貢献
この機能によって会計業務の定型作業が自動化されることで、会計事務所の担当者は顧問先へのコンサルティングといった、より付加価値の高い業務に時間を割けるようになります。同社は、これがサービスの質の向上にも繋がるとしています。
「MCPサーバー」β版は、10月3日から「マネーフォワード クラウド公認メンバー」のプラチナメンバーを対象に、順次提供が開始されます。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
会計ソフトを直接操作するのではなく、AIアシスタントに指示するスタイルが当たり前になるかもしれません。専門的な業務ほど、こうしたAIエージェントによる効率化のインパクトは大きそうです。