
ニューロジカ、時系列基盤モデル「yoft」のAPI提供を開始
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株式会社ニューロジカは、時系列基盤モデル「yoft」のAPIを一般提供しました。電力需要や売上、設備のセンサー値などを対象に、予測・異常検知・欠損補完をホスト型APIで利用するサービスです。不規則な観測間隔にも対応し、用途ごとにモデルを一から開発する負担を減らすことを目指します。推論はニューロジカのサーバーで行い、手元のデータをブラウザで試す方法も用意しています。
ポイント
- 1予測・異常検知・欠損補完のAPIを一般提供し、提供元のサーバーで推論を実行
- 2観測時刻のばらつきを扱う予測に対応し、設備や売上などの現場データ活用を支援
- 3説明可能性や社内サーバー・エッジ運用は、標準APIと分けて個別相談として案内
APIの3機能と入力データの条件
yoftは、時間に沿って記録した数値を扱う基盤モデルです。エネルギー、製造、小売・物流などでの活用を想定し、予測・異常検知・欠損補完をAPIで提供します。公式ドキュメントにおける主な処理は次のとおりです。
| 機能 | 入力と出力・条件 |
|---|---|
| 予測 | 時系列から指定した先の点数を予測。観測時刻を付けると不規則な間隔のまま扱う |
| 異常検知 | 系列の各時点に、予測分布からの外れ具合を示すスコアを付与 |
| 欠損補完 | 欠けた位置を指定し、その値の推定結果を返す |
予測APIは有限の数値を入力する仕様で、欠損値を表すnullは受け付けません。 欠損を含む系列を埋める処理は補完APIとして用意しています。非等間隔の観測時刻を扱うことと、欠損値をそのまま予測APIへ渡せることは別の条件です。
ベンチマーク結果の対象と条件
ニューロジカは、オーケストレーションモデル「yoft-o」(公開名TIMEHEDGE)について、GIFT-Evalの97評価設定を集約した指標で、基準手法に比べ予測誤差を約35%低く抑えたと発表しています。2026年10月14日に確認した正規化MASEによる比較で、基準は直前の周期と同じ値を予測するSeasonal Naiveです。
公開リーダーボードでもTIMEHEDGEのMASEは約0.650と表示されています。発表中の追加学習なしという比較区分は会社が定義したもので、公式の部門区分ではありません。比較する際は、評価時点と対象手法の範囲を確認する必要があります。
評価対象はyoft-oの予測であり、APIの異常検知・欠損補完を含む全機能や、個別企業のデータで同じ精度を示す検証結果ではありません。
ホスト型で提供し、ブラウザでも試用
一般提供は、サービスサイトyoft.aiを通じたホスト型APIです。推論をニューロジカ側のサーバーで実行するため、利用者側でGPUやモデルの運用環境を用意する必要はありません。ブラウザから手元のデータを試す方法も案内しています。
公式APIドキュメントは、利用開始時に接続先を個別に案内する方式とし、APIキーでの認証を説明しています。業務へ組み込む際は、入力形式や上限、利用条件を確認する必要があります。
説明可能性・社内サーバー運用は個別相談
どの変量・時刻が予測に影響したかを示す説明可能性の機能や、利用企業のサーバー・エッジ機器での運用は、個別相談として受け付けています。一般提供のAPIでそのまま使える標準機能と分けて案内されています。
現場データを使った検証や、業務システムへの導入も相談対象です。ニューロジカは今後、精度や対応データの幅を広げ、各業界のパートナーと導入を進める方針です。
Q&A
yoftとは何ですか?
電力需要、売上、センサー値などの時系列を扱う基盤モデルです。予測・異常検知・欠損補完を、提供元のサーバーで動かすAPIとして利用します。
予測APIに欠損値をそのまま送れますか?
予測APIは欠損値を表すnullを受け付けません。非等間隔の観測時刻には対応し、欠損位置の値を埋める処理は補完APIで提供します。
自社サーバーやエッジ機器で動かせますか?
一般提供はホスト型APIです。利用企業のサーバーやエッジ機器での運用と、予測の説明可能性機能は個別相談として案内しています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
推論は提供元のサーバーで行います。時系列データの活用を検討する開発担当者には、自前のGPU運用を用意する前にAPIで試せる選択肢になりますね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
