
楽天インサイト、調査データ分析をAIで自動化する「楽楽リサーチャー」を提供開始
公開日:
インターネット調査の後に待っている、手間のかかるデータ分析。この作業をAIが助けてくれる新しいツールが登場しました。楽天インサイト株式会社が、調査結果の分析を支援するAIアシスタントツール「楽楽リサーチャー」の提供を9月4日から開始したと発表しています。
このツールは、アンケートの集計データを読み込ませるだけで、AIが分析コメントや全体の要約を自動で作成してくれるものです。これまで分析作業に費やしていた時間と労力を大幅に削減できると期待されています。
ポイント
- 1設問ごとの分析コメントとサマリをAIが自動生成
- 22つの人格を持つAIと対話しながら分析の精度を向上
- 3楽天インサイトの利用企業は追加費用なしで利用可能
楽天インサイトが提供を開始した「楽楽リサーチャー」は、インターネット調査の担当者が抱える分析業務の負担を軽減するためのAIツールです。利用者は、楽天インサイトで実施した調査の集計データをツールに読み込み、調査の目的や注目したい点を指示するだけで、AIアシスタントが設問ごとの分析コメントと結果のサマリを自動で生成します。
このツールの特徴は、単に結果を生成するだけではない点にあります。生成された内容について、利用者がAIアシスタントと対話を進めることで、より詳細な指示を加えたり、内容を修正したりすることが可能です。これにより、分析の精度をさらに高めていくことができます。
また、分析を担うAIアシスタントには2つの「人格」が設定されているのもユニークな点です。調査結果を客観的に評価する「Ai」(アイ)と、特定のストーリーに沿って分析する「Shin」(シン)から、目的に応じてアシスタントを選択できる仕組みになっています。
これまで調査データの分析は、専門的な知識や経験が求められるため、多くの企業にとって時間のかかる作業でした。「楽楽リサーチャー」は、経験豊富なリサーチャーの監修のもとで開発されており、専門家でなくても精度の高い分析を手助けすることを目指しています。楽天インサイトに調査を依頼した企業であれば、過去の案件も含めて無料で利用できるということです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
AIでアンケート分析を自動化し、要約や分析コメントを生成できるのは大きな変化です。担当者は細かい集計や要約から解放され、次の施策検討や仮説立案といった戦略的な業務に集中できるでしょう。