
日立ソリューションズ、AIエージェントで設備管理の技能継承を支援するアプリを提供開始
公開日:
株式会社日立ソリューションズは3月4日、設備管理業務の効率化と技能継承を支援する「設備管理向けナレッジ活用アプリケーション」の提供を開始しました。建物や施設の設備管理では、熟練者の知見が引き継がれにくいという課題があります。このアプリは、AIエージェントと対話しながら必要な情報を引き出せるため、経験の浅い担当者でも迅速な対応が可能になります。
ポイント
- 1設備情報と熟練者の知見を関連付け、AIエージェントが適切に回答
- 2利用者の習熟レベルに応じて、回答の詳細さを自動調整
- 3音声データから暗黙知を抽出し、ナレッジとして体系化する導入支援も
現場の暗黙知をAIで引き出す
本システムは、設備情報と熟練者の知見や点検関連書類を関連付けて管理します。現場の担当者はスマートデバイスを通じてAIエージェントと対話し、管理対象設備に関するナレッジを効率的に取得できます。これにより、異常発生時の対応迅速化と、作業品質の標準化を目指します。
開発には、日立グループが共同開発した次世代AIエージェント「Frontline Coordinator - Naivy(ナイヴィー)」が活用されています。また、グループ内の不動産管理会社である株式会社日立リアルエステートパートナーズをカスタマーゼロ(最初の顧客)として実証を行い、業務効率化と技能継承への有効性を確認したとしています。
習熟度に合わせた「パーソナライズ回答」が可能
このアプリの特徴は、利用者の経験値に応じた回答が可能な点です。例えば、経験の浅い設備管理者に対しては、判断のポイントに加え基礎知識や過去事例を含めた詳細な回答を行います。一方、熟練者に対しては、必要な要点を簡潔に提示するなど、状況に応じた情報提供を実現します。
導入にあたっては、日立ソリューションズが熟練者へのヒアリングで得た音声データをもとに知見を整理・明文化します。さらに、現場で使われる用語を整理して業務標準を整備し、生成AIを活用して暗黙知をナレッジとして抽出する支援も行います。
今後の展開
同社は今後、音声入力による問い合わせ機能や日報作成機能、ナレッジの継続的更新機能などの拡充を進めるとしています。将来的には、本システムの仕組みを設備管理以外の業務領域へも展開し、熟練者の知見活用を広げていく方針です。
Q&A
Q. 日立ソリューションズとは何ですか?
A. 日立グループの企業で、今回、設備管理業務を支援するAIアプリケーションを提供開始した会社です。
Q. このアプリはどんな時に役立ちますか?
A. 設備の異常が発生した時などに、経験が浅い担当者がスマートフォンでAIに質問し、熟練者の知見に基づいた対応手順をすぐに確認できます。
Q. 導入時のサポートはありますか?
A. はい、同社が熟練者へのヒアリングを行い、音声データから暗黙知を抽出してナレッジ化するまでの導入支援サービスを提供します。
関連リンク
- https://www.hitachi-solutions.co.jp/onsite-knowledge/#a_onsite-knowledge_fm
- https://www.hitachi-solutions.co.jp/
- https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/

O!Productニュース編集部からのコメント
経験の浅い担当者に詳細に、熟練者には簡潔に回答するパーソナライズ機能が秀逸です。OJTに依存せず標準的な知識を伝えられるため、人材育成のスピードが上がりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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