
サイバーセキュリティ総研、AIフォレンジック「Fast-IR」を正式提供
公開日:
株式会社サイバーセキュリティ総研は、これまでベータ版で展開していたAIフォレンジック「Fast-IR」を、2026年10月20日に正式に提供開始しました。ランサムウェアなどの被害時に、どの端末で何が起きたかを調べるフォレンジックは、人手だと時間と費用がかさみます。Fast-IRは、調査手順を自動化したデータ収集ツールと分析用の独自LLMで証跡を素早く集めて解析し、AIの解析と並行してフォレンジックエンジニアが確認します。多くの端末を広く調べる「ファストフォレンジック」は、1〜15台で25万円(税別)から利用できます。
ポイント
- 1調査手順を自動化した収集ツールと独自LLMで証跡を素早く解析
- 2AIの解析と並行してフォレンジックエンジニアが確認・分析
- 3ファストフォレンジックは1〜15台で25万円(税別)から提供
フォレンジックの課題をAIと専門家で解決
ランサムウェアなどの被害が起きたとき、どの端末で何が起きたのか、侵入口はどこかを調べるのがフォレンジックです。しかし人手だけで1台ずつ進めると、端末が多いほど時間と費用がかさみ、対応の初動が遅れる原因になっていました。Fast-IRは、調査の「集める」「整理する」部分をAIで速くし、「判断する」部分を専門家が担うことで、この壁を下げるために開発されたサービスです。
Fast-IRの3つの仕組み
Fast-IRは、フォレンジックエンジニアの調査手順を自動化したデータ収集ツールで、多くの端末から証跡をまとめて収集します。分析用の独自LLMは、複数の記録を1本の時系列に整理し、侵入口の候補や、被害が広がった端末・アカウントを推定します。さらに、AIの解析と並行して、国際的なフォレンジック資格を持つ株式会社サイバーセキュリティ総研のエンジニアが確認・分析し、最終的な判断はエンジニアが行います。なお、AIによる解析結果は推定を含み、インシデントの解決や原因の完全な特定を保証するものではありません。
2つのプランと料金
Fast-IRは、まずファストフォレンジックで「どの端末で何が起きたか」を広く絞り込み、絞り込んだ端末をディープフォレンジックで1台ずつ深く調べる流れです。ファストはAIで解析するため台数が増えても作業がほぼ比例して増えず、台数帯ごとの定額になっています。
| プラン | 対象台数 | 料金(税別) |
|---|---|---|
| ファストフォレンジック(広く浅く、影響範囲を絞り込む) | 1〜15台 | 25万円 |
| ファストフォレンジック | 16〜100台 | 40万円 |
| ファストフォレンジック | 101〜300台 | 60万円 |
| ファストフォレンジック | 301台以上 | 個別見積 |
| ディープフォレンジック(狭く深く、1台ずつ原因を究明) | 1台 | 20万円 |
台数はPC・サーバー(物理/仮想/クラウドのVM)の合計です。調査はリモートでの実施が基本で、訪問を希望する場合は別途費用がかかります。スマートフォン・タブレット、OT・特殊機器は個別見積です。
相談窓口と提供形態
緊急相談フォームは24時間365日受け付けています。株式会社サイバーセキュリティ総研からの連絡と対応の開始は平日9:00〜18:00です。同社の監視サービスやお助け隊パックを契約していない企業も相談できます。また、フォレンジック業務を担うセキュリティ事業者向けに、ホワイトラベル(OEM)での提供にも対応しています。
代表のコメント
代表取締役の山口啓氏は、「インシデントの現場では、何が起きたのかを一刻も早く知りたい一方で、報告や復旧の判断には確かな裏付けが欠かせません。Fast-IRは、AIの速さと、フォレンジックエンジニアの確かさを組み合わせることで、その両方に応えるために開発しました。これまで費用や時間の面でフォレンジックをあきらめていた企業にも、原因を知り、再発を防ぐための選択肢を届けていきます」と述べています。
Q&A
Q. Fast-IRとは何ですか?
A. AIが証跡を素早く集めて解析し、フォレンジックエンジニアが確認する、サイバーセキュリティ総研のフォレンジックサービスです。
Q. ファストフォレンジックとディープフォレンジックの違いは何ですか?
A. ファストは多くの端末を広く調べて影響範囲を絞り込み、ディープは絞り込んだ端末を1台ずつ深く原因究明します。
Q. 料金はいくらですか?
A. ファストフォレンジックは1〜15台で25万円から、ディープフォレンジックは1台20万円です。いずれも税別です。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
1〜15台で25万円からと価格が明示されているので、インシデント対応の予算を立てやすくなりますね。被害範囲を早く絞りたい情シス担当には助かりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
