
Jamf、Mac向けAIガバナンス機能を業界初提供
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Jamfは2026年6月30日、Mac環境向けの「AIガバナンス」機能の提供を開始しました。企業におけるAI活用が急速に進む中、利用状況の可視化や統制の難しさといった課題が顕在化しています。Jamfの調査では、約7割の企業がAIを導入する一方で、約2割がAI関連のインシデントを経験していることが明らかになりました。本機能はOSレベルで動作するMacネイティブ設計を採用しており、IT・セキュリティ部門がAIツールの検出からアクセス制御、レポート生成までを一元的に行えるようにします。
ポイント
- 1OSレベルでMac上のAI利用を可視化・統制する業界初の機能を提供開始
- 2Claude CodeやOpenAI Codexなど主要AIツールのアクセス制御に対応
- 3経営層向けレポート生成やSIEM連携で監査・コンプライアンスを支援
AIツールの可視化と統制を実現する新機能
Jamfが提供を開始した「AIガバナンス」は、企業内で利用されるAIツールの検出、アクセスポリシーの適用、監査対応を見据えたレポート生成を可能にします。OSレベルで動作するMacネイティブ設計を採用しており、従来のネットワークプロキシやクロスプラットフォーム型の管理ツールでは難しかったAIツールの利用状況の可視化と統制を実現します。リリース時点では、Claude Code、Claude Desktop、OpenAI Codexに対応し、アクセス制御やネットワーク権限、ファイルシステム制御、MCPサーバの制限など幅広い設定管理が行えます。また、ベンダーコントロール追跡エンジンにより、サポート対象のAIプラットフォームにおける新規や更新された制御項目を継続的に検出し、ガバナンスポリシーを常に最新に保つことが可能です。
3つの主要機能
「AIガバナンス」の主な機能は次の3つです。1つ目は「利用状況の可視化」で、AIアプリケーションやエージェント、LLMランタイムの利用状況を把握し、シャドーAIを検出します。2つ目は「適切な利用の制御」で、組織内で許可されたAIツールを定義し、アクセスポリシーを全社に適用できます。「高セキュリティ」「バランス型」「開発者向け」といった3つのデフォルトのセキュリティ状態をはじめ、部門や利用シーンに応じた柔軟な管理が可能です。3つ目は「ガバナンスレポート」で、経営層向けにAIの利用状況を可視化したレポートを生成し、CIOやCISOに組織全体のAI活用の概要を提供します。SIEMとの連携にも対応し、既存のコンプライアンス要件に基づいた監査やレポーティングにも活用できます。
AIガバナンス調査が示す課題
Jamfが2026年に実施したIT・セキュリティリーダー687名を対象としたAIガバナンス調査では、AIを業務に深く取り入れている企業は、導入を検討している段階の企業と比べてインシデントの発生率が約40%高いことが明らかになりました。これはAIの活用が進むほどリスクも高まる傾向を示しています。また、企業の今後12カ月におけるAI領域整備の優先項目として、IT業務の自動化(44.4%)、AI生産性支援ツールの導入(41.0%)、AIガバナンスの確立(36.7%)が挙げられました。さらに、未承認のAIツール利用や管理の複雑化、コスト管理の精度低下といった課題も浮き彫りになっています。
AI導入は管理の段階へ
調査結果は、企業におけるAI活用が「導入するかどうか」の段階を超え、「どのように管理しながら活用するか」の段階に移行していることを示しています。Gartner®は、AIガバナンスへの支出が2026年には4億9,200万ドルに達し、2030年までに10億ドルを超えると予測しています。Jamfは、AI時代におけるAppleデバイスの活用をAIガバナンスを通じて支援し、企業の成長と安全なAI活用の推進に貢献するとしています。
Q&A
Q. JamfのAIガバナンスとは何ですか?
A. Mac上で利用されるAIツールをOSレベルで可視化し、アクセス制御やレポート生成を一元的に行える機能です。
Q. どのようなAIツールに対応していますか?
A. リリース時点ではClaude Code、Claude Desktop、OpenAI Codexに対応しており、今後も対象が拡大される予定です。
Q. AIガバナンス機能はどのような課題を解決しますか?
A. シャドーAIの検出やAIツールの統制、経営層へのレポート提供を通じて、AI利用に伴うセキュリティリスクやコンプライアンス課題の解決を支援します。
関連リンク
- https://www.jamf.com/ja/solutions/ai-governance/
- AIガバナンス調査レポート
- https://www.gartner.com/en/data-analytics/topics/data-governance
- 公式Webサイト

O!Productニュース編集部からのコメント
MacのOSレベルでAIツールを直接管理できるのは、シャドーAIに悩む情シスにとって心強いですね。ClaudeやCodexの制御が最初から対応しているのも実用的です。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部















