
オーケー、マルチクラウドのAPI統合基盤に「Kong Konnect」を採用
公開日:
ディスカウントスーパーマーケット「オーケー」を運営するオーケー株式会社が、マルチクラウド環境におけるAPI統合基盤として、Kong株式会社の「Kong Konnect」を採用したと発表しました。1958年創業の老舗であるオーケーは現在、基幹システムのクラウドシフトを進めており、複数のクラウドに分散するシステム間のAPIを一元管理する課題がありました。この取り組みは、システムの開発効率を上げながら、セキュリティを強化するための共通基盤を整えるのが目的です。
ポイント
- 1クリスマスケーキ予約システムで先行運用を開始し、繁忙期の安定稼働を実現した実績がある。
- 2認証・認可の仕組みをKongに集約することで、全社で統一されたセキュリティポリシーを運用できる。
- 3将来的な生成AIやAIエージェントの活用を見据え、APIを通じた安全なデータ利用の基盤としても拡張可能。
導入の背景と課題
オーケーは「高品質・Everyday Low Price」を掲げ、関東を中心に160店舗以上を展開するディスカウントスーパーマーケットです。同社は現在、基幹システムのクラウドシフトとモダン化を積極的に進めており、複数のクラウドサービスを組み合わせた柔軟なシステム構成を採用しています。しかし、システム間の連携がリアルタイムなAPI中心へと移行するにつれ、全社的なガバナンスの維持と開発効率の最大化を両立できる共通基盤の整備が、重要な課題となっていました。
選定の理由と具体的な活用
オーケーは、こうした課題を解決するプラットフォームとして「Kong Konnect」を選びました。選定の主な理由は、複数のクラウド環境に分散するAPIを一つのコンソールで統合管理できる点や、開発者がAPI情報を容易に参照できる「Developer Portal」によりサービス提供までのリードタイムを短縮できる点です。また、各システムで個別に実装していた認証ロジックをKongへ集約することで、全社レベルで高いセキュリティ水準を維持できます。さらに、API基盤の構築・設定をコードベースで管理できるため、同社が推進する最新のインフラ運用手法との親和性も高いと評価されました。
第一弾のプロジェクトとして、2025年冬の「クリスマスケーキ予約システム」で運用を開始しました。異なるクラウド環境を跨ぐ通信をKongで制御することで、繁忙期における安定稼働とセキュアな接続を実現しています。
今後の展望と導入効果
導入により、オーケーはAPI利用状況の可視化や運用管理コストの削減、開発スピードの向上といった効果を見込んでいます。今後は、店舗系、生鮮系、グロサリー系などの主要業務システムへ順次適用範囲を拡大し、全社横断的なAPI管理プラットフォームの構築を目指します。また、生成AIやAIエージェントの社内活用を見据え、APIを通じた安全なデータ利用やコスト管理、ガバナンス体制を整備することで、最新テクノロジーを迅速にビジネスへ取り込み、顧客体験のさらなる高度化を図る方針です。
Q&A
Q. 「Kong Konnect」とは何ですか?
A. 複数のクラウド環境に分散したAPIを一元的に管理・可視化し、セキュリティポリシーを統一できるプラットフォームです。
Q. オーケーはなぜこの基盤を導入したのですか?
A. システムのクラウドシフトを進める中で、APIの管理が分散し、ガバナンス維持と開発効率の両立が課題となったためです。
Q. 具体的にどのような効果が期待できますか?
A. 各システムで個別に持っていた認証機能を集約でき、開発スピードの向上と全社的なセキュリティ強化が期待できます。
関連リンク
- https://jp.konghq.com/
- オーケー株式会社
- クラスメソッド株式会社
- https://jp.konghq.com
- https://www.linkedin.com/company/kong-japan/

O!Productニュース編集部からのコメント
クリスマスケーキ予約システムで先行導入したというのが、小売業らしい現実的な進め方で良いですね。繁忙期に耐えられた実績があるのは、他のシステムへの展開でも説得力を感じます。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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