
データケミカル、材料開発AIクラウド「Datachemical LAB」を大型アップデート
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データケミカル株式会社は2026年9月17日、材料開発向けAI・機械学習クラウドサービス「Datachemical LAB」の大型アップデートを発表しました。高度な解析手法を集約した「Pro版」を新たに提供し、既存ユーザーは追加費用なく利用できます。あわせて、Microsoft SharePointとのデータ連携機能と、約400件の質疑応答を収録したナレッジベースも公開しました。材料開発の現場では実験条件の検討に多大な時間がかかるため、今回の機能追加は開発の効率化とナレッジ共有の両面で役立ちます。
ポイント
- 1データケミカルが解析クラウド「Datachemical LAB」に高度解析機能「Pro版」を提供開始
- 2転移学習とベイズ最適化による複数サンプル選択で、少ないデータでも効率的な実験計画を支援
- 3SharePoint連携とナレッジベースを追加し、解析成果と知見を組織で共有しやすく
金属・ゴム・薬品などの材料開発では、膨大な実験条件を検討する必要があり、従来は技術者の経験や勘に頼る部分が大きい分野でした。Datachemical LABは、手持ちの実験・製造データをAIや機械学習で解析し、最適な条件を予測するクラウドサービスです。2022年の提供開始以来、大手化学メーカーを中心に70社以上が導入しています。
高度解析機能「Pro版」で難しいテーマにも対応
今回追加されたPro版では、既存のDatachemical LABと同じ操作画面のまま、より高度な解析手法を利用できます。第一弾として「転移学習」と「ベイズ最適化-複数サンプル選択」の2つを提供します。転移学習は、データが豊富な既存テーマで得た傾向を、データの少ない別テーマの予測に活かす手法です。新規テーマの立ち上げ初期や実験コストが高くデータを集めにくい場合でも、関連するデータ資産を使うことで少ないデータから予測の見通しを立てやすくなります。転移学習を使う場合と使わない場合の予測精度をその場で比較できるため、適した学習方法を選べます。ベイズ最適化-複数サンプル選択は、次に実験すべき条件を指定した数だけ、互いに性質の異なる候補としてまとめて提案する手法です。目標への到達可能性と実験条件の多様性の両方を考慮するため、1回の実験計画で幅広い可能性を検証でき、探索の効率を高めます。
SharePoint連携で解析成果を組織の資産に
SharePoint連携により、Datachemical LABの各画面からMicrosoft SharePoint上のファイルを直接読み込んだり、解析結果を指定のフォルダへ直接書き出したりできます。SharePointは研究開発部門でも広く使われており、変更履歴が残るため、既存のデータ管理環境を活かしながら解析に用いたデータを管理しやすくなります。接続にはMicrosoft Entra IDによる認証を用いるため、データケミカル側がデータやID・パスワードを預かることはありません。連携先はSharePointから始め、今後は他のデータ基盤にも順次対応を広げる予定です。
ナレッジベースで疑問をその場で解決
ナレッジベースには、材料開発のデータ解析でよく寄せられる質問と回答を収録しました。解析手法やデータの扱いといった技術面から、導入の進め方やサービス内容まで幅広くカバーし、公開時点で約400件を掲載しています。すべてデータケミカルが内容を確認したうえで公開しており、カテゴリ別の整理とキーワード検索で該当する質疑応答をすぐに確認できます。収録内容は製品内のAIチャットボットにも活用されており、質問を入力すると質疑応答を踏まえた回答が得られます。解析中に生じた疑問を問い合わせを経ずにその場で解決できる環境が整います。
今後の展開
データケミカルは今後も、個人の解析力を高める機能と、その成果を組織全体で活かす仕組みの両面から、Datachemical LABの機能を拡充していくとしています。
Q&A
Q. Datachemical LABのPro版とは何ですか?
A. 既存のDatachemical LABと同じ操作画面で、転移学習やベイズ最適化などの高度な解析手法を利用できる機能です。
Q. Pro版は誰が利用できますか?
A. Datachemical LABを契約中のすべてのユーザーが、2026年9月17日から追加費用なく利用できます。
Q. SharePoint連携で何が変わりますか?
A. Datachemical LABからSharePoint上のファイルを直接読み込んだり、解析結果を指定フォルダへ書き出したりできるようになります。
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O!Productニュース編集部からのコメント
既存ユーザーが追加費用なしでPro版を使えるの、材料開発の現場には大きいですね。データが少ない新規テーマの立ち上げを任された担当者は助かりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
