
SCSK、AIネイティブERP「PROACTIVE」に製造現場向けMESを追加
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SCSK株式会社は、AIネイティブな次世代ERP「PROACTIVE」の新ラインアップとして「PROACTIVE MES」の提供を開始しました。これは、製造現場の実行管理に必要な機能を標準搭載し、ERPと連携することで計画と現場の情報断絶を解消するものです。製造業では、人手不足や多品種変量生産への対応が課題となる中、ERPと現場システムの分断が正確な原価把握や迅速な経営判断を妨げていました。新サービスは、AIによる作業順序の自動化や品質分析などを通じて、現場の見える化と業務効率化を支援します。
ポイント
- 1AIが作業順序・シフト・設備割り当てを自動化し、緊急オーダーにも柔軟に対応
- 2AI-OCRで作業指示書や検査記録を自動データ化し、転記作業と人的ミスを削減
- 3Gemini搭載の4M分析ダッシュボードが問題の早期発見と改善策をレポート提示
背景と課題
製造業では人手不足や多品種変量生産への対応により、工場運営が複雑化しています。会計や人事領域ではERPの導入が進む一方、製造現場は工場ごとに機械や工程が異なるため一律のシステム導入が難しく、個別の追加開発やExcel管理に頼らざるを得ませんでした。このため、ERP上の生産計画と現場の実績が分断され、原価把握の遅れやトラブル対応の遅延、品質改善の難航といった課題が生じていました。SCSKは、こうした「見えない工場」のリスクを解消するため、AIネイティブERP「PROACTIVE」を基盤とする「PROACTIVE MES」を開発しました。
PROACTIVE MESの概要
「PROACTIVE MES」は、製造現場に必要な順序計画、作業指示、進捗管理、実績収集・分析、品質管理を標準搭載したプラットフォームです。自社ERP「PROACTIVE」との標準連携により、計画から実行、会計までを一気通貫で管理できます。また、WEB APIなどを用いた柔軟な連携方式により、SAPなどの他社製ERPを利用している場合でも、本サービスを単体で導入することが可能です。
主な特長
第一に、AIが作業者のスキルやシフト、設備の稼働状況に基づいて最適な作業順序を自動で割り当てます。緊急オーダーやトラブルにもリアルタイムに対応し、生産性を向上させます。第二に、AI-OCRが作業指示書や検査記録を自動でデータ化し、システムへの転記作業を不要にします。これにより、入力負荷の軽減と人的ミスの削減が期待できます。第三に、Google Cloudの生成AI「Gemini」を搭載した4M分析ダッシュボードが、人・機械・材料・方法の観点から現場の状況を見える化し、問題の早期発見や改善アクションの提案をレポート形式で提示します。第四に、ERPとのリアルタイム連携により、原価や在庫のズレを即座に把握でき、正確なコスト管理と迅速な経営判断を支援します。
今後の展開
SCSKは「PROACTIVE」のさらなる進化を目指し、AI-OCRによる実績収集対象の拡張や、AIダッシュボードのテンプレート追加、チャット形式の分析支援機能の追加などを計画しています。また、2026年7月15日と16日に開催される「TECHNO FRONTIER2026」では、本サービスに関するセミナーを実施します。セミナーでは、リアルタイムな4M分析とAI生産順序計画による新しい工程管理手法が紹介される予定です。
Q&A
Q. PROACTIVE MESとは何ですか?
A. SCSKが提供する、AIを活用して製造現場の作業順序計画や品質分析などを行うシステムです。ERPと連携し、計画と現場の情報を一元管理します。
Q. 既存のERPとどう連携できますか?
A. SCSKのERP「PROACTIVE」とは標準連携し、他社製ERPの場合はWEB APIやETLを用いて柔軟に接続できます。単体導入も可能です。
Q. AIは具体的にどのような作業を自動化しますか?
A. 作業者のスキルや設備状況に応じた最適な作業順序の割り当て、AI-OCRによる指示書の自動データ化、分析ダッシュボードでの改善提案を行います。
関連リンク
- https://tf.jma.or.jp/index.html
- https://proactive.jp/
- https://www.scsk.jp/sp/technology_strategy/index.html
- https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html

O!Productニュース編集部からのコメント
AIが作業順序を自動で組んでくれるのは、現場の負担軽減に直結しそうですね。緊急オーダーにもリアルタイム対応できる点が、多品種変量生産の現場に刺さりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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