
RoboRobo、取引リスクをAIが評点化する新サービス「AIエージェント」をリリース
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オープン株式会社は、同社が提供する「RoboRoboコンプライアンスチェック」において、AIが取引先のリスクをスコアで判断する新サービス「AIエージェント」を正式にリリースしたと発表しました。これにより、属人的な判断に頼りがちだったコンプライアンスチェック業務の標準化と迅速化が期待されます。
ポイント
- 1AIが報道やSNSなど膨大な情報を解析し、取引リスクを「評点(スコア)」で可視化
- 2与信情報がない新設法人や個人事業主も、独自のアルゴリズムでリスクを評価
- 3従来の「人が確認する」作業から、「AIが取引判断を支援する」体制へ進化
オープン株式会社は、クラウド型コンプライアンスツール「RoboRoboコンプライアンスチェック」に、AI評点機能を搭載した「AIエージェントサービス」を追加しました。この新サービスは、報道、登記、訴訟、SNSといった複数の情報ソースをAIが横断的に解析し、取引先のリスクを数値化するものです。
新機能の「健全性評価レポート」では、『暴追健全性』『財務健全性』『社会的健全性』『コンプライアンス健全性』『ガバナンス健全性』という5つの項目に基づき、総合的なリスクレベルをスコアとして提示します。これにより、担当者の主観に頼らず、客観的なデータに基づいた迅速な取引判断を支援します。
これまでの反社チェックでは、膨大な情報を人の目で確認する必要があり、調査対象が増えるほど工数が膨らむという課題がありました。また、与信情報が存在しない新設法人や個人事業主に対しては、客観的なリスク評価が難しいという側面もありましたが、今回の新機能はAIが独自アルゴリズムでスコアを自動算出するため、こうした課題の解消につながります。
同社によれば、他社サービスがリスク情報をまとめて表示するのに留まるのに対し、本サービスはリスクの度合いをスコア化する点が大きな違いとのことです。今後は「AIレポート評点」と「与信評点」を組み合わせた新たな評価基盤の構築も目指しており、与信・反社・コンプライアンス領域のDXを推進していく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
反社チェックの属人化は多くの企業の悩みですが、AIによるスコアリングの登場は判断基準を標準化し担当者の負担を減らす一手になりそうです。特に与信の無い新興企業との取引が増える中、客観的な指標は重宝されそうですね。








