Ridgelinez、"人の価値観"をAIエージェントが分析。マーケティング活動を高速化する新サービス
公開日:
Ridgelinez株式会社は2025年12月10日、人の価値観を分析する独自フレームワークとAIエージェント群を組み合わせ、企業のマーケティング活動を支援する新サービスの提供を開始しました。顧客ニーズが多様化し、従来のマーケティング手法が限界を迎えつつある中、顧客の深層心理に迫ることで戦略策定から施策の実行・評価までを一貫して高速化・高度化させる狙いです。
ポイント
- 1人の「価値観」をモデル化し、顧客の深層心理を捉える
- 2企業の独自性を学習した「AIエージェント群」が施策を創出
- 3デジタルツイン環境でテストマーケティングを高速化
Ridgelinezが発表した新サービスは、顧客の属性や購買履歴といった表層的なデータだけでは捉えきれなかった、顧客の「価値観」に着目します。同社が独自に開発したフレームワークに基づきアンケート調査などを実施し、顧客の嗜好や行動の目的といった深層情報をモデル化。これにより、より深いレベルでの顧客理解を実現するといいます。
このサービスの大きな特徴は、企業の独自性やマーケティングの専門知識を学習した「AIエージェント群」の活用です。価値観モデルの分析結果に基づき、AIエージェントが企業の強みを生かした多様なマーケティング施策を短期間で創出。さらに、市場予測などを学習した別のAIエージェントが施策の評価や改善案を提示することで、これまで個人のスキルに依存しがちだった業務の属人化解消を目指します。
また、立案された施策は、実際の市場を再現したデジタルツイン環境でテストすることが可能です。AIエージェントが仮想顧客の反応を繰り返し検証することで、施策の精度を高めます。同社によれば、この仕組みによって従来は数ヶ月を要していた効果検証の期間が数週間程度に短縮され、圧倒的に短いサイクルでの意思決定や施策改善が可能になるとしています。
Ridgelinezは本サービスを通じて、深い顧客理解に基づく「人起点」のアプローチを推進し、企業の顧客体験（CX）およびマーケティング活動全体の変革に貢献していく方針です。
引用元：PR TIMES
O!Productニュース編集部からのコメント
顧客の"価値観"という曖昧なものをデータ化し、AIで施策に繋げる試みがユニークですね。特にデジタルツインでの高速検証は、予算や時間が限られる現場の助けになりそうです。
