
100体のAIペルソナに一斉質問できる「Persona AI」正式リリース
公開日:
シースリーレーヴ株式会社が2026年10月13日、属性の異なるAIペルソナに一斉質問・比較・深掘りできるリサーチサービス「Persona AI」を正式リリースしました。商品開発や新規事業の企画段階で、見落としがちな論点や「買わない理由」の候補を探すためのサービスです。生成AIで複数の顧客像を作り、同じ設問への回答を集めて比較する作業を一つの流れで進められます。AIの回答は実在する顧客調査の結果ではなく、仮説探索や設問のプレテストに使う位置づけです。無料体験は1組織1回限りで、クレジットカード登録なしで3体のAIペルソナに質問できます。
ポイント
- 1シースリーレーヴが企画初期の「買わない理由」探索を支援するPersona AIを正式リリース
- 2属性の異なるAIペルソナへ同じ設問を一斉に質問し、比較・深掘り・レポート作成まで一貫対応
- 3Standardプランは100体のAIペルソナを対象に43,780円(税込)の買い切りで提供
企画段階で「買わない理由」を探すためのサービス
Persona AIは、商品開発や新規事業の企画初期段階で、提案に賛成する理由だけでなく、利用を見送る理由や判断に必要な情報を検討するためのサービスです。複数の顧客像の生成、同じ設問による一斉質問、属性別の比較・集計、気になる回答への個別追質問、レポート作成までを一つの流れで進められます。AIが生成した回答を手がかりに、実際の顧客へ確かめたい仮説や質問を整理します。
企画・マーケティング担当者の調査準備に加え、公式サイトでは広告代理店やコンサルティング会社が提案前に仮説を整理する利用場面も紹介しています。
架空の商品条件に対するAIペルソナ100体の生成回答を集計した画面例です。画面内の「人」は生成回答の件数を表し、実在する顧客への調査結果ではありません。出典: シースリーレーヴ株式会社(PR TIMES)
公表データとの比較で分布の整合性を確認
同社は開発時に、官公庁白書やリサーチ会社の公表データの属性・設問・選択肢を参照し、計16調査、延べ2,532体のAIペルソナを用いた比較を行ったとしています。2,532はAIペルソナの延べ数で、実在する人に新たに調査した人数ではありません。
事実・行動に関するFACT設問では、既知の統計分布を事前に割り当てる工程を含む集計で、平均絶対差異0.3pp、±1pp以内の整合率約88%だったと公表しています。ppは割合の差を示すパーセントポイントです。
発表に掲載されたキャッシュレス決済の比較例は次のとおりです(株式会社AZWAYの公表データとの比較、AIペルソナ172体)。
| 設問・選択肢 | 公表値 | AI生成値 | 差異(図の表記) |
|---|---|---|---|
| 利用頻度:月11回以上 | 42.3% | 42.4% | +0.1pp |
| 利用頻度:月5〜10回 | 27.7% | 27.9% | +0.2pp |
| 利用頻度:月1〜4回 | 21.0% | 20.9% | -0.1pp |
| 利用頻度:全く利用しない | 9.0% | 8.7% | -0.3pp |
| 決済比率:90〜100% | 25.0% | 25.0% | ±0.0pp |
| 決済比率:70〜89% | 30.0% | 30.2% | +0.2pp |
出典: シースリーレーヴ株式会社の発表図(PR TIMES)。差異は符号を含め、図に印字された値を記載しています。この例も既知の分布を反映した比較であり、未知の意見や購入意向、売上の予測精度を示すものではありません。
意向・意見に関するOPINION設問では、家事代行サービスを題材に、利用をためらう理由の候補を探索しました。生成された理由が実際の顧客に当てはまるかは、別途調査で確かめる必要があります。
AIペルソナの設定と回答生成を支える仕組み
Persona AIは、AIペルソナの条件設定と回答の比較を支える3つの仕組みを備えています。
- 直接比例配分アルゴリズム: 最大残余法を使い、既知の属性比率を整数単位で事前に割り当てます。指定した分布を反映する仕組みです。
- 階層型スキップロジック: 利用経験の有無などに応じて設問を分け、質問対象と回答の前提をそろえます。
- 本音キャリブレーション: 慎重・懐疑的な態度や金銭負担、導入の手間などの条件を設定し、利用を見送る理由の候補も探索します。
これらの設定で生成された回答は、条件との整合性や、提示していない前提を補っていないかを確認して扱います。
料金プランと利用の流れ
発表で紹介された3プランの料金・付帯枠は次のとおりです。追質問回数と無料体験の制限は、公式料金ページでも確認できます。
| プラン | 料金(税込) | AIペルソナ | 全員への一斉追質問 | 主な出力・分析 |
|---|---|---|---|---|
| クイック・パイロット | 無料(1組織1回限り) | 3体 | 1回 | 生成回答全文・定量集計グラフ |
| Lite | 10,780円/1プロジェクト | 30体 | 3回 | PDFレポート・全対話CSV |
| Standard | 43,780円/1プロジェクト | 100体 | 5回 | 属性別クロス集計・PDF・CSV |
有料プランはプロジェクト単位の買い切りで、月額固定費はかかりません。無料体験はクレジットカード登録不要です。いずれも標準5問を用い、個別チャットは1体あたり最大30往復まで追加料金なしで利用できます。
利用時は公式サイトからアカウントを登録し、プロジェクトに検討テーマ、対象属性、質問を設定します。料金ページには300体・500体のプランや追加の一斉追質問枠も掲載されています。必要な規模と機能、利用条件を確認して選びます。
人間への調査を置き換えるものではない
Persona AIは、人間へのアンケートやインタビューを置き換えるものではありません。AI生成回答から仮説と質問の候補を整理し、実際の顧客の声や購買データで確かめる流れでの活用を推奨しています。重要な事業判断では、実際の顧客の声やデータと合わせて検証することが求められます。
Q&A
Q. Persona AIとは何ですか?
A. 属性の異なる架空のAIペルソナへ同じ質問を一斉に送り、生成回答を比較・深掘りするサービスです。実顧客への質問づくりや仮説探索に使います。
Q. 回答は実際の顧客調査と同じですか?
A. いいえ。回答はAIが生成したもので、実在する顧客の意見や購買行動を測った結果ではありません。重要な判断は実顧客の声やデータで確かめます。
Q. 無料で試すことはできますか?
A. 1組織1回限り、カード登録なしで3体・標準5問を体験できます。全員への一斉追質問1回や個別チャットも利用できます。
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O!Productニュース編集部からのコメント
同じ設問への生成回答を一斉に比較できます。実顧客に聞く前に、質問の抜けや曖昧な聞き方を点検しやすそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

