
合成NG画像を作る「E3 Anomaly Synthetic Generator」発売
公開日:
株式会社TOMOMI RESEARCHは2026年10月27日、合成NGデータ生成ソフトウェア「E3 Anomaly Synthetic Generator」を発売しました。良品画像とテクスチャ画像から、欠陥を合成したNG画像と正解マスクを対で生成します。実際の不良品がそろう前に、検査AIの評価・学習用データを準備するためのソフトです。非商用利用に限る14日間の無料評価版も提供します。
ポイント
- 1良品画像から合成NG画像と正解マスクを対で作るWindows用ソフト
- 22つの合成方式で欠陥の種類や大きさを指定し検査AIのデータを準備
- 3標準価格39万8,000円(税別)、非商用の14日評価版を提供
製品の概要
本製品は、検査AIの評価・学習データを準備するためのWindows用ソフトウェアです。良品画像とテクスチャ画像から、合成した欠陥を含むNG画像と、欠陥の場所を画素単位で示す正解マスクを同時に生成します。出力はMVTec互換のフォルダ構成で、他の検査AIにも渡せます。良否の判定は行わず、判定エンジンに渡すデータの準備に特化しています。
開発の背景
検査AIの性能評価には、不良の例とその場所を示す正解が必要です。しかし、量産前には不良品が存在しないことや、発生する不良の種類が偏ることが課題でした。また、正解マスクは従来、人が1枚ずつ塗りつぶして作成していました。本製品は、手元の良品画像に欠陥を合成し、正解マスクを自動で生成することで、これらの課題を解決します。
主な機能
欠陥の合成方式は、斑・しみ状の欠陥をつくるPerlin方式と、線状・打痕・異物・カケ・点状・塊状の6種から選べる欠陥タイプ方式の2つです。欠陥を置く範囲は、マスクエディタで製品の輪郭を自動切り出しする方法や、矩形指定、マスク画像ファイルでの指定が選べます。プレビュー機能やバッチ生成、シード指定による再現性も備えています。
出典: TOMOMI RESEARCH。線状・異物の欠陥を合成した例で、実際の不良品を撮影した画像ではありません。
価格と提供形態
ライセンスはいずれもPC1台で利用する買い切り型です。料金はすべて税別で、初年度の保守を含みます。
| 区分 | 初回料金 | 2年目以降の年間保守 | 適用条件 |
|---|---|---|---|
| 標準ライセンス | 39万8,000円 | 7万9,800円 | PC1台・永続ライセンス |
| 発売記念 | 29万8,000円 | 7万9,800円 | 最初の5ライセンス。適用可否は見積時に確認 |
| アカデミック | 14万8,000円 | 2万9,800円 | 大学・公的研究機関の非商用利用 |
| 無料評価版 | 無料 | 対象外 | 14日間・機能制限なし・商用利用不可 |
年間保守には年1回ずつのメジャー・マイナーアップデートと技術サポートを含みます。評価版は申請後2営業日以内に、ライセンスファイルとダウンロードリンクがメールで届く案内です。
動作環境と評価時の注意点
対応OSはWindows 11の64ビット版で、IntelまたはAMDのCPU、メモリ8GB以上、空き容量7GB以上が必要です。VRAM6GB以上のNVIDIA GPUを推奨しますが、GPUがない場合はCPUでも動作します。起動時のライセンス認証にネットワーク接続を使います。
合成NG画像は、実際の不良品による確認を置き換えません。実物の不良品が手に入った場合は、その画像も使って検証する前提です。本ソフト自体は良否を判定せず、検査AIの検出率や精度を保証するものでもありません。
Q&A
Q. E3 Anomaly Synthetic Generatorとは何ですか?
A. 良品画像に欠陥を合成し、NG画像と欠陥位置を示す正解マスクを対で作るWindows用ソフトです。検査AIに渡すデータを準備します。
Q. 合成画像だけで検査AIを評価できますか?
A. 実際の不良品による確認を置き換えるものではありません。実物が得られたら併せて検証し、本ソフト自体は良否の判定を行いません。
Q. 無料評価版は業務で使えますか?
A. 評価版は14日間、機能制限なしで試せますが、商用利用はできません。製品ページから申請して動作や生成結果を確認できます。
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O!Productニュース編集部からのコメント
生成条件とシードを記録できるので、検査AIの設定を変えた際にも、同じ合成画像を使って結果を比較できます。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部

