
日立、物流センターのマテハン全体を制御するAIエンジン「LogiRiSM」を提供開始
公開日:
株式会社日立製作所は、物流センター内の様々な自動化機器を連携させ、搬送計画を最適化するAIエンジン「LogiRiSM(ロジリズム)」の提供を開始しました。複数の機器の状態をリアルタイムで把握・予測し、仕分け作業の生産性を従来比で約4倍に高めます。労働力不足が深刻な物流現場の効率化を、AIによる制御で後押しします。
ポイント
- 1複数の自動化機器をAIで連携させ、仕分け生産性を約4倍に向上
- 2注文ごとの集品箱を自動で運ぶ新方式を導入し、作業者の歩行と荷合わせ作業を削減
- 3AGVを主体とした柔軟なレイアウトが可能で、規模に応じた導入がしやすい
物流センター全体を最適化するAIエンジン
日立製作所が提供を開始した「LogiRiSM」は、自動倉庫や無人搬送車(AGV)など、物流センター内の多様なマテハン(材料搬送)機器を統合的に制御するAIエンジンです。これらの機器の状態をリアルタイムに把握し、最適な搬送計画を自動で立案します。倉庫管理システム(WCS)と連携して動作し、日立の試算では仕分け業務の生産性を従来のカートピッキング方式と比べて約4倍に向上させるとしています。
作業者の負担を大幅に軽減する「OTP」方式
従来、商品が入った棚を作業者まで運ぶ「GTP」方式が主流でした。LogiRiSMはこれに加え、注文ごとの「集品箱」をAGVで作業者まで運ぶ「OTP」方式を採用しています。作業者は決まった場所で、届いた箱に商品を入れるだけで集品が完了します。これにより、商品を取りに行くための歩行や、複数箇所で集めた商品を一つにまとめる「荷合わせ」作業が不要になります。
リアルタイム制御と柔軟な拡張性
同社独自のAIエンジンは、オーダーの投入順序やAGVの搬送ルートをリアルタイムに制御します。これにより、作業者の手待ち時間や設備の待機時間を最小化し、稼働率を最大化します。また、コンベアなどの固定設備への依存度を下げ、AGVを主体とした構成としているため、レイアウト変更が容易です。小規模な導入から大規模センターまで、柔軟に対応できる設計となっています。
Q&A
Q. LogiRiSMとは何ですか?
A. 日立が提供する、物流センター内の自動倉庫やAGVなど様々な機器を連携させ、搬送計画を最適化するAIエンジンです。
Q. 従来のシステムと何が違いますか?
A. 複数種類の機器の状態をAIが一括で管理し、注文ごとの箱を自動で運ぶ新方式を導入することで、作業者の歩行や後工程を大幅に減らせます。
Q. 主にどのような業界・企業に向いていますか?
A. 労働力不足や多品種少量化に対応するため、物流効率化が急務の小売業や流通業などでの導入が想定されています。
関連リンク
- Lumada
- https://www.hitachi.co.jp/products/infrastructure/product_site/logistics_center/solution/logirism.html
- https://www.youtube.com/watch?v=ZDT3regBkUo
- www.hitachi.co.jp
- ロジスティクス&ロボティクスソリューションに関するお問い合わせ:インダストリー:日立

O!Productニュース編集部からのコメント
注文ごとの箱を自動で運ぶOTP方式は、ピッキング作業の流れを根本から変えそうです。倉庫作業員の歩行負荷が減り、生産性向上に直結するアイデアですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部


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