
AIがアンケートからクチコミを自動生成「Review BOX」登場
公開日:
株式会社Joynaryは、顧客の簡単なアンケート回答をもとに、AIがGoogleマップ向けの高品質なクチコミを自動で生成する新サービス「Review BOX」の提供を開始しました。店舗と顧客双方の負担をなくし、Googleマップでの上位表示対策(MEO対策)を効率化する画期的な仕組みとして注目されます。
ポイント
- 1顧客が簡単なアンケートに答えるだけで、AIが具体的なクチコミ文章を自動生成
- 2店舗側が設定したキーワードをAIが自然に盛り込み、MEO対策を自動化
- 3低評価はGoogleに投稿せず、店舗の改善データとして活用する戦略的な仕組み
「書くのが面倒」な顧客心理をAIが解決
多くの店舗が抱える「良いサービスを提供しても、なかなかクチコミが増えない」という課題。その大きな原因は、顧客が文章を書くことに感じる心理的なハードルにありました。株式会社Joynaryが発表した「Review BOX」は、この根本的な課題をAI技術で解決する新しいプラットフォームです。
利用者は店舗でQRコードなどを読み取り、年代や満足度といった簡単なアンケートに答えるだけ。すると、AIがその回答内容から「家族とのディナーで訪れました。和牛ステーキは感動するほど美味しかったです」といった、具体的で臨場感のあるクチコミ文章をわずか10秒で自動生成します。これにより、顧客は文章を考える手間から解放され、店舗側もクチコミ投稿を気軽に依頼しやすくなるとしています。
MEO対策を組み込んだクチコミ生成
「Review BOX」の大きな特徴は、単にクチコミを生成するだけでなく、MEO対策を強く意識している点です。店舗側はあらかじめ「渋谷駅 徒歩圏内」「個室」といった、検索で上位表示を狙いたいキーワードを設定できます。AIはこれらのキーワードを、顧客の回答内容と組み合わせて自然な文章の中に盛り込みます。これにより、人の手による不自然なキーワードの詰め込みではなく、顧客のリアルな体験に基づいた、検索エンジンに評価されやすいクチコミが効率的に集まる仕組みです。
低評価は「改善のヒント」に
また、同サービスは高評価と低評価でアプローチを分けているのもユニークです。高評価の回答はGoogleマップへの投稿が促される一方、低評価の回答者には感謝のメッセージを表示。その内容はGoogleマップには公開されず、店舗の管理画面に「改善課題」として集約されます。これにより、サービスの評判を維持しながら、顧客の率直な意見をサービス改善に活かすという、建設的なサイクルを生み出します。
このほか、アンケート回答者にクーポンを自動配布して再来店を促す機能や、回答データを分析して経営判断に役立てる機能も搭載。クチコミ収集から顧客満足度の可視化、リピート促進までを一つの流れで実現するソリューションとなっています。同社はリリースを記念し、3ヶ月間月額料金が50%割引になるキャンペーンも開始しました。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
店舗の「お願いしにくい」、顧客の「書くのが面倒」という、クチコミにまつわる双方の心理的負担をAIで解消する着眼点が面白いですね。低評価を改善データとして活用する仕組みも秀逸で、単なるMEOツールに留まらない店舗経営の支援ツールとしての可能性を感じます。








