
AIがアドトラックの効果を最大化、UNICORNが「O3 TRUCK」をリリース
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アドウェイズの子会社であるUNICORNは、AIで広告効果を分析・最大化する運用型アドトラック「O3 TRUCK(オースリー トラック)」を正式にリリースしたと発表しました。従来のアドトラックが抱えていた効果測定の曖昧さや、感覚に頼ったルート設計といった課題を、データとテクノロジーで解決することを目指します。
ポイント
- 1AIカメラが「3秒以上の視認」を計測し、広告効果を正確に可視化
- 2人流データや天候に基づき、広告効果を最大化する走行ルートを自動で最適化
- 3クリエイティブ制作から効果レポートまで、一気通貫でサポート
アドトラック業界の課題にAIで挑む
街中で強いインパクトを与えるアドトラックですが、その裏では大きな課題が存在していました。一つは、過去の過度な演出などによるネガティブなイメージです。ブランドイメージへの影響を懸念する広告主も少なくありませんでした。もう一つは、走行ルートが担当者の感覚や経験則で決められることが多く、費用対効果が不明瞭になりがちだった点です。
「推定」から「実測」へ、効果をデータで証明
UNICORNが開発した「O3 TRUCK」は、こうした課題を解決する次世代のアドトラックです。最大の特長は、トラックに搭載された独自のAIカメラ。従来の人流データなどによる「推定」ではなく、「広告を3秒以上しっかりと見た人」の数をリアルタイムでカウントします。これにより、広告に本当に興味を示した人数を正確に把握できるようになります。
“黄金ルート”を走り、効果を最大化
走行ルートの策定も、すべてデータに基づいて行われます。膨大な人流データからターゲット層が多いエリアを割り出し、現地調査も行った上で最適な“黄金ルート”を独自に策定。走行中も天候や交通状況に応じてルートをリアルタイムで調整するほか、実際の視認データをAIが学習し、継続的にルートを最適化し続けます。
UNICORNは、クリエイティブ制作から走行後の詳細なレポート提出までを包括的にサポートすることで、広告主の手間を最小限に抑えつつ、継続的な効果改善を支援するとしています。同社は「O3 TRUCK」を通じて、アドトラック業界に「運用型」という新しいスタンダードを確立し、市場の健全な発展をリードしていきたい考えです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
これまで効果測定が難しかった屋外広告の領域に、AIカメラという具体的な技術で「視認数」という指標を持ち込んだ点が興味深いです。データに基づいた運用が、広告主の長年の課題をどこまで解決できるか、今後の成功事例に期待が高まりますね。
