
Cabocia、AIが直接アクセスできる有報データ基盤「EDINET DB」を正式リリース
公開日:
カボシア株式会社は3月1日、AIツールから直接アクセスできる上場企業の財務データ基盤「EDINET DB」の正式リリースを発表しました。金融庁EDINETのデータを名寄せ処理し、APIやMCPプロトコルで提供するサービスです。β公開から約10日間で1,300件超のAPI登録があり、AIによる企業分析の精度向上や業務効率化への関心の高さがうかがえます。
ポイント
- 1AIが直接参照できる名寄せ済み財務データを提供
- 2ChatGPTやClaude.aiなどのブラウザAIから直接接続可能
- 33月7日までの登録で、有料プランが永久半額に
サービス内容と特徴
EDINET DBは、金融庁が公開する全上場内国法人約3,800社の有価証券報告書(XBRL形式)を基盤としています。異なる会計基準や企業ごとの科目定義の違いを吸収する名寄せ処理を自動化し、構造化された財務データを提供します。
これにより、AIツールがWeb検索で不正確なデータを参照するリスク(ハルシネーション)を減らせます。ユーザーは「トヨタの営業利益率は?」といった質問に対し、信頼できる最新の数値を直接得ることが可能です。
AIツールとの連携と料金体系
大きな特徴は、AIツールとの連携の容易さにあります。Claude.aiやChatGPT、Cursorなどのツールに、リモートMCPサーバーとして接続できます。ユーザー側でサーバーを構築する必要がなく、ブラウザ上のAIから直接データを参照できるのは日本初の試みだと同社は説明しています。
料金は、Webでの企業情報閲覧が無料です。API/MCPの利用については、無料のFreeプラン(100回/日)から、月額29,800円のBusinessプランまで用意されています。3月7日までに登録したユーザーは、ProプランとBusinessプランが永久半額となるキャンペーンを実施中です。
β期間の反響と今後の展開
2月17日のβ公開後、公認会計士や個人投資家、開発者など多様なユーザーから登録がありました。公認会計士からは「手作業でのデータ加工が減りそう」、個人投資家からは「AIの数字が正しく取れる」といった声が寄せられています。
カボシア株式会社の小池陸代表は、「Webを探索する主体が人間からAIに移り始めている」と指摘。EDINET DBはAIがアクセスしやすいデータ構造を優先して設計されていると述べました。今後は、決算短信の速報対応や時系列データの拡充などを計画しています。
Q&A
Q. EDINET DBとは何ですか?
A. 上場企業の財務データを、AIが直接・正確に参照できるように整えたデータベースサービスです。ChatGPTなどのAIツールに接続して利用できます。
Q. 従来のデータサービスと何が違いますか?
A. AIツールがブラウザから直接接続できる「リモートMCP」に対応している点が大きな違いです。ユーザーが面倒なサーバー構築をせずに使えます。
Q. 誰が主な利用者ですか?
A. AIを使った企業分析を行う個人投資家、財務データを扱う公認会計士やアナリスト、そしてこれらのデータを活用したアプリを開発するエンジニアなどが想定されています。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
AIに企業の数字を聞いて、間違った答えが返ってくるもどかしさを解消するサービスですね。投資判断や調査の初期段階で、いちいち自分でEDINETを確認する手間が省けそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
「日本のすべての企業に、AIトランスフォーメーションを。」をミッションに掲げているGigantic Technologies株式会社によって運営されています。
AIに精通し、2017年設立時から企業のDX支援に取り込んでおり、十分な実績とノウハウを元に情報を発信しています。
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