すべて
タグ
国際会計ERP「GLASIAOUS」、AI-OCR機能で記帳作業を最大70%削減
アップデート
AI関連

国際会計ERP「GLASIAOUS」、AI-OCR機能で記帳作業を最大70%削減

公開日:

ビジネスエンジニアリング株式会社は、同社が提供するクラウド型国際会計&ERPサービス「GLASIAOUS(グラシアス)」において、新たにAI-OCR機能の提供を開始したことを発表しました。この機能は、請求書などの書類から文字情報を読み取り、会計データを自動で作成・転記するものです。実証実験では、記帳にかかる作業時間を最大60〜70%削減する効果が確認されており、グローバルに事業を展開する企業の経理部門のDXを力強く後押しします。

この記事をシェア

ポイント

  • 1
    請求書の手入力が不要に。記帳作業時間を最大70%削減
  • 2
    過去の仕訳データをAIが参照し、取引先情報と紐づけて自動転記
  • 3
    多言語・多通貨に対応し、海外拠点の多様な証憑処理も効率化

経理部門の「手入力」の課題をAIで解決

ビジネスエンジニアリング株式会社が、クラウド型国際会計&ERPサービス「GLASIAOUS」の新機能としてAI-OCRの提供を正式に開始しました。グローバル化が進む中で、経理部門では海外拠点から送られてくる多様な形式の請求書や注文書の処理が大きな負担となっていました。手入力による作業時間の増大や入力ミスは、多くの企業が抱える課題です。

新機能は、こうした課題を解決するために開発されました。請求書などの証憑をアップロードするだけで、AI-OCRが日付・金額・摘要といった情報を高精度で読み取ります。手書きの書類にも対応しており、読み取った情報は自動でGLASIAOUSに転記されるため、手入力の手間とミスを大幅に削減できます。

使うほど賢くなるAIと、安心のチェック機能

この機能の大きな特徴は、単に文字を読み取るだけでなく、GLASIAOUS内部に蓄積された過去のデータをAIが参照し、取引先情報と紐付けて自動で仕訳データを生成する点にあります。さらに、利用者が修正した内容をAIが学習し、使えば使うほど認識精度が向上していく仕組みも備わっています。

また、AIが読み取った内容は、最終的に担当者が確認・承認した上で保存されるため、自動化のメリットを享受しつつ、データの正確性もしっかりと担保できる設計となっています。多言語の証憑にも対応しており、海外拠点の経理業務もスムーズに処理することが可能です。

導入キャンペーンも実施

ビジネスエンジニアリングによると、この機能の導入により、データ品質の向上やペーパーレス化による検索性の向上も見込まれ、経理部門全体の生産性向上に貢献するとしています。今後は、レシートや領収書への対応拡大、複数の取引が含まれる証憑の自動分割機能なども追加していく方針です。

料金については、2026年3月までのキャンペーン期間中に導入した企業は、月間50〜100ページまで無償で利用できます。有償利用の場合も、1ページあたり5円から7.5円という価格設定になっています。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

請求書を読み取るだけでなく、ERP内の過去データと連携して仕訳まで自動生成する点が強みですね。海外拠点を持つ企業にとって、多言語・多形式の証憑処理の負担を大きく軽減する一手となりそうです。

この記事をシェア

関連ニュース

ERPパッケージのプロダクト

AI-OCRのプロダクト

この記事を読んだ人はこんなタグにも興味があります

この記事をシェア