
クラウドワークス、業務のAI化を一括支援する「マルっとAI」を提供開始
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株式会社クラウドワークスは2026年9月7日、企業の業務のAI化を一括して請け負う「マルっとAI」の提供開始を発表しました。「AIクラウドワークス」の新プランとして、課題整理から要件定義、実装、運用改善までを支援します。グループ会社のシューマツワーカーでは8領域・14業務をAI化し、実績を確認できた6業務の合計工数が月434時間から68.6時間へ84%減ったと報告しています。社内にAI技術者がいない中小企業などを想定しており、月額支援費は対象業務の範囲に応じた個別見積もりです。
ポイント
- 1クラウドワークスが業務のAI化を一括して請け負う新プランを提供開始
- 2先行導入で実績を確認できた6業務の合計工数が月434時間から68.6時間へ減少
- 3課題整理から実装・運用改善まで支援し、月額支援費は個別見積もり
先行導入の成果
クラウドワークスは、グループ会社のシューマツワーカーと共同で、マーケティングから人事労務まで8領域・14業務をAI化しました。このうち、実績値を確認できた6業務の結果は次のとおりです。
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| 6業務の合計工数 | 月434時間 | 月68.6時間 |
| 6業務の外注費合計 | 月31万円 | 0円 |
同社の発表では工数の削減率は84%、削減時間は月365.4時間です。人数換算の2.3名分は、1人あたり月160時間として算出し、端数を四捨五入した値です。14業務すべての測定結果や、導入企業全般で同じ成果が得られることを示す数字ではありません。
工数を測定した6業務の内訳は次のとおりです。
| 業務 | 導入前の月間工数 | 導入後の月間工数 |
|---|---|---|
| 初回面談情報の転記 | 52時間 | 7時間 |
| 選考ステータス更新 | 54時間 | 0時間 |
| 稼働実績の確認・検知 | 187時間 | 53時間 |
| 定型の修正作業 | 51時間 | 0時間 |
| 請求書作成 | 70時間 | 6時間 |
| 反社・与信チェック | 20時間 | 2.6時間 |
面談情報の転記後の承認、稼働実績に関する連絡、反社・与信チェックの要確認案件の判断は人が行います。すべての作業を無人化した事例ではありません。実装期間は1業務あたり1〜2カ月で、ツール開発も月額支援費の範囲内で実施したため、追加開発費は発生しなかったとしています。月額支援費自体は対象業務に応じた個別見積もりです。
「マルっとAI」のサービス内容
「マルっとAI」は、AIクラウドワークスが元請けとして契約し、専任担当者とAI技術者・専門家が業務のAI化を進めるプランです。課題整理から運用改善までを支援範囲に含めています。
公式の工程図では、ワーカー活用のみの場合との違いを次のように示しています。
| 工程 | マルっとAI | ワーカー活用のみ |
|---|---|---|
| 課題整理 | 対応 | ― |
| 要件定義 | 対応 | ― |
| 実装 | 対応 | 対応 |
| 運用ルールの検討 | 対応 | 対応 |
| 運用・改善 | 対応 | 対応 |
出典: クラウドワークスの公式工程図(PR TIMES)。「―」は図に対応の表示がない項目です。
依頼企業は相談と意思決定を行い、実装以降はクラウドワークス側の担当者・専門家が担います。社内にAI技術者がいない企業でも、対象業務の選定から相談できます。マーケティング、営業、事業開発、カスタマーサポート、経理、法務、人事労務などに対応し、部門をまたぐ業務も対象です。
提供の背景
クラウドワークスは、帝国データバンクの「生成AIに関する企業の動向調査(2026年3月)」を引用し、企業の生成AIの業務活用が34.5%にとどまると説明しています。
同社には中小企業を中心に、AIで改善すべき業務が分からない、実装できる人材がいない、導入したツールが定着しないといった相談が寄せられています。また、部門ごとの導入だけでは、部門をまたぐ業務や専任者を置けない領域が残ることを課題に挙げています。
今後の展開
クラウドワークスは、今後、対象業務領域をさらに広げ、業界別のAI化パッケージの提供を進める方針です。業界別パッケージは今回提供開始した機能としてではなく、今後の計画として示されています。
Q&A
Q. 「マルっとAI」とは何ですか?
A. AIクラウドワークスの新プランで、企業の業務のAI化を課題整理・要件定義から実装、運用改善まで一括して支援します。
Q. 先行導入の工数84%削減は、どの範囲の結果ですか?
A. シューマツワーカーでAI化した8領域・14業務のうち、実績を確認できた6業務の合計です。月434時間から68.6時間へ減少したと発表されています。
Q. 社内にAI技術者がいなくても利用できますか?
A. 利用できます。クラウドワークス側の担当者と専門家が実装や運用改善を支援し、依頼企業は相談と意思決定を行います。月額支援費は対象業務に応じた個別見積もりです。
関連リンク

O!Productニュース編集部からのコメント
AI化する業務の選定から相談できるので、どこから着手するか決めきれない企業にも使いやすそうです。実装後の運用ルールまで支援範囲に入る点も、現場で使い続けるうえで役立ちそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
