
日立、データセンター統合運用ソリューション「HMAX Data Center」提供開始
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株式会社日立製作所は2026年9月3日、データセンターの電力・IT・冷却設備を横断的に運用するソリューション群「HMAX Data Center」の提供を開始しました。AIの普及でデータセンターのエネルギー消費が増える中、設備ごとの個別管理が運用の複雑化を招いています。日立はIT・OT・プロダクトを組み合わせた独自の強みを生かし、AIによる自律運用と全体最適化を支援します。第一弾として、クラウド運用改善の実績がある「HARC」を基盤とした統合管理サービスを北米向けに提供します。
ポイント
- 1日立が電力・IT・冷却設備を横断するAI統合運用ソリューション「HMAX Data Center」を提供開始
- 2クラウド運用費を約30%削減した実績を持つHARCを核に、障害の相関分析や復旧支援を実現
- 3日本向けには国内ニーズを反映した統合管理サービスを2027年1月に提供予定
背景と狙い
AIの普及に伴い、データセンターの需要が急増しています。同時に、サーバーの稼働や冷却に伴うエネルギー消費が大きな社会課題となっています。日立製作所は、電力・IT・冷却設備がそれぞれ個別に管理されている現状に着目しました。サーバーの処理量と設備の負荷は相互に影響し合うため、運用の効率化と安定稼働が重要な課題となっています。
サービスの内容
今回提供する「HARC for Data Center」は、データセンター全体の統合的な可観測性を提供します。電力・冷却設備やITインフラ、エネルギー管理、安全セキュリティ、環境監視などの運用データを収集・統合します。ITとOTの両方を統合監視するダッシュボードを備え、日立のドメインナレッジを活用したセキュリティ異常検出ルールも適用します。障害発生時には、AIによる異常検知と電力・IT・冷却設備にまたがるデータの横断的な分析を行います。設備異常の予兆や運用リスク、サービス影響を早期に把握し、根本原因の特定から復旧までを支援します。さらに、事後分析レポートの作成や継続的改善活動もサポートします。
実績と今後の展開
「HARC」は、グローバルで80社以上のクラウド運用改善実績を持ち、運用費を30%程度削減してきたノウハウがあります。日立製作所は今後、お客さまやパートナーとの協創を通じて、系統電力から自家発電・蓄電・放電までのエネルギー活用の最適化や、冷却制御の効率化、障害の予兆検知、ITワークロード最適化、キャパシティ管理など、データセンター全体の最適化を進めます。日本向けには、国内ニーズを取り込んだ新たな統合管理サービスを2027年1月から提供開始する予定です。
経営陣のコメント
日立製作所 執行役専務 戦略SIBビジネスユニットCEO 谷口潤氏は、「持続可能なデータセンターの実現には、各設備の運用改善だけではなく、システムを横断したインフラの統合制御が必須です」と述べています。その上で、日立グループがエネルギー・冷却・ITワークロード管理などの製品やサービス、運用知見を横断的に有する数少ない企業であると説明しました。
Q&A
Q. HMAX Data Centerとは何ですか?
A. データセンターの電力・IT・冷却設備をAIで横断的に監視・分析し、運用や保守を支援する日立製作所のソリューション群です。
Q. HARC for Data Centerの主な機能は?
A. 設備の統合監視に加えて、障害時の相関分析や根本原因の特定、復旧支援、再発防止のためのレポート作成を提供します。
Q. 日本ではいつから使えますか?
A. 日本向けには、国内ニーズを取り込んだ新たなデータセンター統合管理サービスを2027年1月から提供開始する予定です。
関連リンク
- https://www.hitachi.co.jp/products/it/harmonious/cloud/articles/harc/index.html
- https://www.service.event.hitachi/regist/
- HMAX|Lumada:日立
- https://www.hitachi.com/ja-jp/

O!Productニュース編集部からのコメント
電力・IT・冷却を横断してAIで監視するのは、設備ごとに管理してきた現場には刺さりそうです。日本向けの2027年1月提供も楽しみですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
