
エクサウィザーズ系、ソースコードから仕様書を復元するLiving Spec提供
公開日:
株式会社エクサウィザーズのグループ会社である株式会社Exa Frontier Edgeは、AIが既存システムのソースコードを解析して仕様書を作成する「Living Spec生成サービス」の提供を開始しました。老朽化したシステムでは仕様書が失われていたり実態と乖離していたりするケースが多く、保守コストの増大やセキュリティ対応の負荷が課題となっています。本サービスは、そうしたブラックボックス化したシステムの仕様をAIが逆生成し、属人化していた仕様理解を形式知として復元します。人手による読み解きと比べて短期間でコード全体を網羅できるため、企業のシステム維持・刷新の負担軽減につながります。
ポイント
- 1Exa Frontier EdgeがAIでソースコードから仕様書を復元するサービスを提供開始
- 2JavaScriptやPython、COBOLなど6言語に対応し、クラウド・オンプレミス双方を解析可能
- 3学習利用を停止したLLMを採用し、ソースコードがAI学習に使われない設計
サービス提供の背景
老朽化した既存システムでは、仕様書が失われている、または実態と乖離したまま運用されているケースが少なくありません。仕様が可視化されていないことが、保守コストの増加とセキュリティ対応の負荷を生む根本原因となっています。さらに、生成AIの普及により顧客が求めるUXやサービス提供スピードの基準が上がっており、既存システムへの対応は企業にとって急務です。Exa Frontier Edgeは、こうした課題をAI駆動開発の力で解決するため、本サービスの提供を開始しました。
Living Spec生成サービスの仕組み
本サービスは、既存システムのコードや関連資料をAIが分析し、実態に即した仕様書を作成します。まずAIがソースコードの構造や処理ロジックを解析し、仕様書のドラフトを機械的に導き出します。コードだけでは判断できない部分は、既存文書や実機設定、システムログ、問い合わせ・作業履歴の順に確認して補完します。人へのヒアリングは最後かつ最小限にとどめ、正式な要件定義を確定させます。
対応範囲とデータの取り扱い
対応言語はJavaScript、TypeScript、Python、Java、VB.NET、COBOLの6言語で、ABAPなどその他の言語も順次拡大予定です。対象環境は、仕様書の整備状況に課題を抱える基幹システム・業務システムで、オンプレミス・クラウドのいずれにも対応しています。解析には学習利用を停止する設定を適用したLLMを利用し、国内リージョンのLLM指定も可能です。お客様が契約中のLLMを用いた解析にも対応し、預かったソースコードや関連資料がAIモデルの学習に利用されることはありません。
期待される効果と今後の展開
本サービスの導入により、属人化の解消、保守・セキュリティ対応の高度化、AIが読み解きやすいデータ形式での仕様書整備、刷新投資への振り向けといった効果が見込まれます。すでに複数の企業と取り組みを開始しており、関西電力グループのモアクトとの協業も発表されています。今後は得られた知見をもとにサービスを磨き上げ、発注見積もりの精度向上や要件定義の迅速化、保守の自動化、モダナイズまで、仕様書を土台としたAI活用を段階的に支援していくとしています。
Q&A
Q. Living Spec生成サービスとは何ですか?
A. 既存システムのソースコードをAIが解析し、実態に即した仕様書を自動で復元するサービスです。
Q. 普通の仕様書作成と何が違うのですか?
A. 人手でコードを読み解く代わりにAIが短期間で全体を網羅し、仕様書を逆生成する点が異なります。
Q. ソースコードをAIに渡しても安全ですか?
A. 学習利用を停止したLLMを使用し、国内リージョンの指定も可能なため、ソースコードがAIの学習に使われることはありません。
関連リンク
- https://exawizards.com/efe/
- エクサウィザーズグループのExa Frontier Edge、関西電力グループのモアクトと「仕様書の常時最新化」をAIで実現へ
- https://exawizards.com/

O!Productニュース編集部からのコメント
仕様書が残っていないシステムでも、コード全体をAIで文書化できれば、保守担当者の引き継ぎを進めやすくなりますね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部



















