
Cloudflare、AI学習だけを拒否できる「Disallow AI Training」を提供開始
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Cloudflareは、AIによるコンテンツ収集の使途をサイト運営者が個別に制御できる新機能を発表しました。検索結果への表示を維持したまま、AI学習への利用だけを拒否できる「Disallow AI Training」の提供を開始しました。あわせて、クローラー運営者に説明責任を求める「Accountable」認定を新設し、Apple、Google、Microsoftの3社を認定しました。Accountableに認定されたクローラーについては、検索結果への表示を保ったままAI学習だけを拒否できます。認定されない兼用クローラーは、AI学習を拒否した時点でブロックされます。
ポイント
- 1Cloudflareが検索とAI学習を個別に制御する新管理機能を提供開始
- 2Apple・Google・Microsoftの3社を説明責任あるクローラーとして認定
- 3認定クローラーはAI学習を拒否しても検索用のクロールを継続
検索とAI学習を切り分ける新たな管理機能
Cloudflareは、従来の「Block AI Bots」という一括スイッチを廃止し、検索、AI学習、AIエージェントの3つを個別に設定できる管理機能に置き換えます。新たに開設されるサイトには、ビジネスモデルに応じた推奨設定が提示されます。広告を掲載しているサイトでは検索クロールを許可し、AI学習を拒否し、広告掲載ページではAIエージェントをブロックする設定が推奨されます。それ以外のサイトでは、3つすべてを許可する設定が推奨されます。
「Accountable」認定と主要クローラーの対応
Cloudflareは、クローラー運営者が満たすべき4つの要件を定め、これを満たす事業者を「Accountable」として認定する仕組みを設けました。要件には、AI学習の明確な拒否手段の提供、AI要約からのオプトアウト手段の提供、URL単位での利用方法の開示、検索順位への影響がないことの明言が含まれます。Apple、Google、Microsoftの3社は、これらの基準をすでに満たしている、または満たすための具体的な期限を示したことから認定されました。検索用とAI学習用でクローラーを分けて運用している主要AI企業のクローラーも、検索に影響を与えずに学習クローラーだけをブロックできるため「Accountable」に分類されています。基準を満たさないその他の兼用クローラーは、サイト側がAI学習を拒否した時点でブロックされます。Cloudflareの共同創業者兼CEOであるマシュー・プリンス氏は、検索のオープン性を保ちながらウェブサイト運営者がコンテンツの使われ方をコントロールできるようになると述べています。
兼用クローラーの増加とサイト運営者の意向
検索インデックス用とAI学習用のコンテンツを1つのクローラーでまとめて収集する兼用クローラーは、Cloudflareのネットワークで確認されるクローラートラフィックの36.6%を占め、単独で最大のカテゴリーとなっています。一方で、サイト運営者の17%がAI学習を制限しているのに対し、検索クローラーを拒否しているサイトは1%未満です。これまでは、適切な制御手段を持たないクローラーが相手の場合、AI学習を拒否すると検索結果からも消えてしまう問題がありました。
標準化への取り組みと今後の展望
Cloudflareは、IETFにおける標準化の取り組みにも参加しており、策定中の仕様「ai-prefs」は、ウェブサイトがAIアクセスに関する意向を標準化された形で表明できるようにするものです。また、AI要約からのオプトアウトについて、現状は事業者ごとに個別設定する形ですが、来年初めまでに1カ所でまとめて管理できるようにすることを目標としています。
Q&A
Q. Disallow AI Trainingとは何ですか?
A. 検索結果には表示され続けたまま、AI学習への利用だけを拒否できるCloudflareの新設定です。
Q. Accountable認定を受けると何が変わりますか?
A. 認定されたクローラーは、サイト側がAI学習を拒否しても検索用のクロールを続けられます。認定の要件には、AI学習の拒否が検索順位に影響しないことを公に明言することが含まれます。
Q. 広告を掲載しているサイトにはどんな設定が推奨されますか?
A. 検索クロールは許可し、AI学習は拒否し、広告掲載ページではAIエージェントをブロックする設定が推奨されます。
関連リンク
- Cloudflare Radar
- Have it both ways: stay discoverable in search while disallowing AI training
- Content Independence Dayから1年:エージェンティックインターネットのビジネスモデル構築

O!Productニュース編集部からのコメント
広告を載せるサイトには、検索は許可、AI学習は拒否という推奨設定が示されるので、メディア運営の担当者が自社の設定を見直すきっかけになりそうです。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
