
株式会社REX、勤怠・チャット情報で退職リスクを可視化する「REX」提供開始
公開日:
株式会社REXは9月25日、勤怠データとSlack・Teamsなどのチャット利用情報を分析し、従業員の退職リスクをスコアで示すSaaS「REX」の正式提供を開始しました。組織・個人単位のレポートやアラートを人事担当者向けに提供すると説明しています。同社は人事コンサルティングの知見と医師の監修を用いたとしていますが、発表資料には退職や心身の不調を予測する精度の検証結果は示されていません。個人の行動データを扱うため、導入時には利用目的、従業員への説明、閲覧権限と判定結果の扱いを確認する必要があります。
ポイント
- 1REXが勤怠とチャット利用情報から組織・個人のリスクを表示
- 2人事向けにレポートとアラート、損失額の概算を提供
- 3予測精度や個人データの扱いは導入企業が確認する必要
アンケートと行動データを組み合わせる狙い
株式会社REXは、従業員アンケートだけでは退職前の変化を把握しにくい場合があると説明しています。新サービス「REX」は、勤怠やSlack・Teamsなどのチャット利用情報を分析対象とし、組織と個人の変化をスコアやレポートで示します。ただし、チャットの反応速度や送信時間が退職意思や心身の状態を直接示すわけではありません。スコアは面談や職場環境を確認する際の参考情報として扱う必要があります。
分析する情報と表示する結果
REXの公式案内では、勤務日・労働時間・残業・休暇などの勤怠情報と、チャットの投稿数や反応などの利用情報を取り込むとしています。全社・部門別の傾向をレポートにし、個人別にはリスクスコアや前月からの変化を表示する構成です。同社は人事コンサルティングの知見と医師の監修を用いたと説明していますが、公開資料で確認できる範囲では、退職や心身の不調を予測する精度・誤判定率の検証結果は示されていません。
勤怠照合と損失額の概算
発表によると、REXは申請した勤怠とデジタル上の活動時間の差を抽出し、就業規則などの設定条件との照合も支援します。また、採用・教育などにかかる費用から、離職に伴う損失額を概算する機能を案内しています。数値は設定した前提に左右される試算で、実際の損失や施策の投資対効果を保証するものではありません。労務上の対応は、元データと適用ルールを担当者が確認して判断する必要があります。
個人スコアの解釈と運用
個人向けの画面では、同社が高リスクと分類した従業員をスコア順に表示し、変化の理由を説明するとしています。公式サイトは「キャリア志向型」や「コンディション悪化型」といった区分も紹介しています。これらはログに基づく製品側の推定であり、本人の退職意思や健康状態の事実認定ではありません。面談や支援に使う場合も、本人の説明と職場の状況を確認し、スコアだけで人事上の不利益を決めない運用が必要です。
導入時に確認したい条件
REXは厚生労働省の公的統計を参照した、業界・企業規模別の比較も案内しています。比較指標の定義や対象データが自社に合うかは、導入時に確認が必要です。さらに、勤怠とチャット利用情報を個人単位で扱うため、取得項目、本人への説明、利用目的、保存期間、閲覧権限、誤判定への異議申立てや訂正方法を事前に整理したいところです。予測精度や実際の離職防止効果も、自社データで検証する必要があります。
Q&A
Q. REXは何を分析するサービスですか?
A. 勤怠とSlack・Teamsなどのチャット利用情報を基に、組織や個人の変化をスコア・レポート・アラートで示すSaaSです。
Q. スコアから退職意思や健康状態を確定できますか?
A. できません。公式資料が示す区分は行動データに基づく推定で、予測精度や誤判定率の検証結果は公開資料から確認できません。本人の説明と職場の状況を踏まえて判断する必要があります。
Q. 導入前に何を確認すべきですか?
A. 取得する個人データ、利用目的と従業員への説明、閲覧権限・保存期間、誤判定時の対応を確認してください。スコアだけで人事上の不利益を決めない運用も重要です。
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O!Productニュース編集部からのコメント
勤怠とチャット利用情報を組み合わせて、組織と個人の変化を見せるサービスです。個人の退職意思や健康状態はログだけで確定できません。導入時は予測精度の検証に加え、従業員への説明と結果の扱いを確認する必要があります。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
