すべて
タグ
スイッチメディア、生成AIで分断された広告データを資産に変える「クロスメディアインサイト」を刷新
アップデート
AI関連

スイッチメディア、生成AIで分断された広告データを資産に変える「クロスメディアインサイト」を刷新

公開日:

広告データ分析クラウドなどを提供するスイッチメディアは、同社の「クロスメディアインサイト」を、生成AIを活用したAIデータプラットフォームとして刷新したと発表しました。広告代理店や施策ごとに異なるフォーマットで提出される膨大なレポートをAIが自動で統合し、データに基づいた迅速な意思決定を支援します。

この記事をシェア

ポイント

  • 1
    生成AIが広告代理店ごとに異なるレポート形式を自動で解釈し、データを統合
  • 2
    過去の施策との比較分析が可能になり、広告運用のブラックボックス化を解消
  • 3
    蓄積データを活用したシミュレーションで、主体的なメディアプランニングを支援

スイッチメディアは11月11日、広告出稿データを統合管理する「クロスメディアインサイト」を、生成AIを活用したAIデータプラットフォームとしてリニューアルしたことを明らかにしました。今回の刷新で最大の特長は、生成AIが多様なフォーマットの広告レポートを解釈し、比較可能な形式にデータを自動で整形する機能です。

これまで多くの企業では、キャンペーンやブランドごとに担当する広告代理店が異なり、提出されるレポートの形式もバラバラでした。そのため、データを横断的に分析するには人手による膨大な集計作業が必要で、過去の広告データは活用されずに埋もれてしまうケースが少なくありませんでした。結果として広告運用がブラックボックス化し、施策の妥当性評価が進みにくいという構造的な課題を抱えていたのです。

新しい「クロスメディアインサイト」では、生成AIがこの課題を解決します。AIが各レポートのデータ定義を読み取り、統一されたフォーマットでデータベースに統合管理。これにより、従来は困難だった「担当代理店の垣根を越えたブランド横断での分析」や「過去のキャンペーンとのパフォーマンス比較」が低工数で実現できるようになります。

蓄積された膨大なデータは、企業のマーケティング活動における貴重な資産となります。実施したキャンペーンの効果検証はもちろん、これから行う施策の目標KPIが妥当かをデータに基づいて判断したり、最適なメディア配分をシミュレーションしたりすることが可能です。スイッチメディアは、これによりデータ分析のノウハウが企業内に蓄積され、広告代理店との連携も高度化できるとしています。

同社は、AIデータプラットフォームへと進化した「クロスメディアインサイト」の提供を通じて、日本企業のマーケティングDXを強力に推進し、データドリブンな意思決定による事業成長に貢献していく考えです。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

代理店ごとに散在しがちな広告データを、生成AIで資産化するアプローチは興味深いですね。広告主がデータ活用の主導権を握り、代理店とより高度な連携を図る「インハウス化」の流れを後押ししそうです。

この記事をシェア

関連ニュース

広告レポート自動化ツールのプロダクト

この記事を読んだ人はこんなタグにも興味があります

この記事をシェア