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「ググっても出てこない」を解決。AIツール「ヒトシラ」が人物の"事実年表"を自動生成
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「ググっても出てこない」を解決。AIツール「ヒトシラ」が人物の"事実年表"を自動生成

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合同会社FYBE.jpは、ビジネスパーソンの信頼できる情報だけを集約したデータベースを生成するAIツール「ヒトシラ」を、2025年12月1日より提供開始すると発表しました。商談や採用面接の前に相手の情報を調べても、Web記事やSNSが見つからず困った経験は多くの人にあるはずです。このツールは、そうした課題を解決し、Webの深層に眠る「事実」だけを拾い集めて人物の経歴を可視化することを目指します。

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ポイント

  • 1
    PDFや議事録の奥にある「事実」だけを収集し、自動で年表を作成
  • 2
    AIによる推測や「もっともらしい嘘」を排除した、信頼性特化の設計
  • 3
    同姓同名のノイズを除去し、情報がない場合は所属組織の動きから文脈を補完

AIが“執念深く”事実を収集する新ツール

ビジネスの現場では、相手の経歴や実績を知ることが信頼関係の第一歩となります。しかし、著名人でもない限り、Web検索だけで十分な情報を得ることは困難です。同姓同名の人物がヒットしたり、重要な情報が企業のIR資料や自治体の議事録といったPDFの奥深くに埋もれていたりするケースは少なくありません。

FYBE.jpが発表した「ヒトシラ」は、こうした課題に応えるために開発されたファクト・アグリゲーションツールです。最大の特徴は、AIにありがちな推測や要約を一切行わず、Web上に点在する人事異動のニュースや専門誌への寄稿といった客観的な「事実」のみを収集・整理することに特化している点です。

独自のロジックで人物を特定し、文脈も提示

「ヒトシラ」は、一般的なWeb検索では見過ごされがちな企業の統合報告書や業界紙の人事欄なども解析対象とします。「2018年に大阪支店に在籍」「2023年にDXセミナーに登壇」といった断片的な情報を時系列でつなぎ合わせ、その人物の「足跡」を可視化します。

また、独自のロジックで同姓同名の人物を強力にフィルタリングする機能も搭載。検索対象の人物に関する直接的な情報が見つからない場合でも、「当時所属していた部署が海外進出プロジェクトを主導していた」など、組織の動きを提示することで、その人がどのような環境にいたかの文脈を示唆し、対話のきっかけを提供します。

同社によれば、商談前の情報収集や採用活動での候補者理解、協業先のパートナー選定といった幅広いビジネスシーンでの活用を見込んでいるとのことです。サービスは12月1日から提供され、現在は無料キャンペーンを実施中です。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

AIが「推測しない」と明言しているのが面白いですね。商談前の情報収集は時間も手間もかかるので、こうしたツールがどこまで実務の助けになるか、現場での活用事例に期待したいです。

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