
VideoTouch、研修動画からテスト・目次をAIが自動生成する新機能
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VideoTouch株式会社は2025年12月1日、コンタクトセンター向けのAI統合プラットフォーム「VideoTouch」において、新機能「AIアシスタント機能」の提供を開始したと発表しました。この機能は、研修用の動画コンテンツからAIがテスト問題や目次を自動で生成し、研修担当者の負担軽減と学習者の知識定着を支援するものです。
ポイント
- 1研修動画の内容をAIが解析し、理解度テストの問題をワンクリックで自動生成
- 2テストには動画の該当箇所へのリンクが付き、効率的な反復学習を促進
- 3動画の目次も自動で作成され、学習者が見たい箇所へすぐにアクセス可能に
研修担当者の負担を減らし、学習効果を高めるAIアシスタント
VideoTouchが新たに提供を開始した「AIアシスタント機能」は、主に2つの機能で構成されています。一つは、動画の内容をAIが解析し、理解度を確認するためのテスト問題を自動で作成する「AIテスト自動生成」機能です。生成される問題には、正解・不正解の理由や学習ポイントを示す解説文、さらには動画の該当箇所へジャンプできるタイムスタンプも自動で設定されます。
もう一つの「AI目次自動生成」機能は、動画の構成をAIが把握し、各セクションの開始時間と概要からなる目次を自動で作成します。これにより、学習者は動画の全体像を掴みやすくなり、必要な部分だけを効率的に見返すことが可能になります。研修担当者は、これまで時間のかかっていたテストや目次の作成作業から解放され、より本質的な育成業務に集中できるようになります。
コンタクトセンターの高度化する業務と育成課題
この新機能が開発された背景には、コンタクトセンター業界が直面する課題があります。AIによる定型業務の自動化が進む一方で、オペレーターが対応する業務は複雑な相談やクレームなど、より高度なスキルが求められるようになっています。そのため、オペレーターを短期間で育成し、即戦力化することが急務となっています。
しかし、多くの企業で導入されている動画研修では、学習者が「どこを重点的に学ぶべきか」が分からず、視聴するだけで知識が定着しにくいという問題がありました。今回の「AIアシスタント機能」は、こうした「学ぶ」フェーズでの課題を解決し、学習者が自ら理解度を確認しながら繰り返し学べる環境を提供することを目的としています。
VideoTouchは、今回の新機能を通じて「学ぶ→鍛える→測る」という育成サイクルをさらに強化し、人とAIの融合による教育DXの基盤となることを目指すとしています。なお、同社は12月4日にオンラインカンファレンスを開催し、AI活用事例などを紹介する予定です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
研修コンテンツ作りは地味ながら大変な作業です。そんな中、AIがテストや目次まで作ってくれるのは、担当者にとって朗報ですね。学習者もポイントを押さえて効率的に学べるので、双方にメリットが大きいと感じます。
















