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リーガルテック、AI搭載の国産VDRを提供開始 企業法務の守りを再定義
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リーガルテック、AI搭載の国産VDRを提供開始 企業法務の守りを再定義

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リーガルテック株式会社は、生成AIによる文書の自動要約機能と、アクセスログの追跡・可視化機能を搭載した次世代VDR(バーチャルデータルーム)の提供を拡大したと発表しました。M&Aや事業提携が活発化するなか、企業の機密情報を国内で安全に管理し、内部統制を強化する「防御型インフラ」として、法務部門や経営企画部門を支援します。

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ポイント

  • 1
    AIが契約書や報告書を自動で要約、重要論点を短時間で抽出
  • 2
    「誰が・いつ・何をしたか」を追跡し、情報漏洩リスクをリアルタイムに検知
  • 3
    海外製ツールへの依存を脱却する、純国産の「データ主権型」設計

リーガルテック株式会社が、AI機能を実装した国産のVDR(バーチャルデータルーム)の提供を2025年10月より拡大しました。VDRとは、M&Aのような機密性の高い取引で、関係者のみが安全に情報を共有するためのオンライン上の仮想空間を指します。今回の新サービスは、特に企業法務や経営企画、情報システム部門が直面する情報管理の課題解決を目指して開発されました。

近年、M&Aやグローバル展開などを背景に、企業法務の役割は単なる「守り」から「経営判断の基盤」へと変化しています。しかし、その一方で情報管理に海外製のクラウドサービスを利用することによる情報統制や監査証跡の欠如といったリスクも指摘されていました。こうした状況を受け、国内でデータを安全に管理しつつ業務効率を高められる国産VDRへのニーズが高まっています。

このVDRの大きな特徴は、AIと高度な追跡機能にあります。搭載された生成AI「AI孔明 on IDX」は、契約書やデューデリジェンス(企業調査)の資料といった膨大な文書を自動で要約したり、質問に答えたりすることが可能です。これにより、担当者は重要論点やリスクを短時間で把握できます。

また、ガバナンス強化の面では、アクセスログの自動取得・可視化機能が役立ちます。ユーザーごとの閲覧、ダウンロード、印刷といった操作履歴を正確に記録し、不正アクセスや情報漏洩の兆候をリアルタイムで検知できる仕組みです。取締役会の資料管理から内部監査の証跡管理まで、幅広い場面での活用が想定されています。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

法務部門の業務は膨大かつ機密性が高いだけに、国産かつAI搭載という点は心強いですね。単なる効率化だけでなく、ガバナンス強化という「守り」の側面を重視しているのが印象的です。

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