
AIが帳票作成を自動化、電子契約「eformsign」が新機能を発表
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日本フォーシーエス株式会社は、同社が提供する電子契約サービス「eformsign(イーフォームサイン)」に、AIが帳票作成を支援する「AIアシスタント」機能を搭載することを発表しました。先行利用者の8割以上が「業務が飛躍的に効率化した」と評価しており、2026年1月の正式リリースに先駆け、現在は無料で利用可能です。
ポイント
- 1帳票をアップロードするだけで、AIが入力項目やワークフローを自動生成
- 2先行利用者の8割超が「飛躍的に効率化」と回答、作業時間が90%以上短縮された事例も
- 32026年1月の正式提供を予定、現在は無料で先行利用が可能
帳票作成の手間をAIが大幅に削減
日本フォーシーエスが発表した「AIアシスタント」は、大規模言語モデル(LLM)を活用して開発された実務特化型の新機能です。既存の帳票ファイルをアップロードするだけで、AIが文書構造を瞬時に解析し、電子帳票に必要な入力項目やワークフローを自動で生成します。
同社が実施した先行利用調査では、参加者の80%以上が「業務が飛躍的に効率化した」「作業時間が大幅に削減された」と回答。中には、書式作成にかかる工数が従来比で90%以上短縮されたケースも確認されたとしています。
ワークフローまで自動設定する「高度な分析」
AIアシスタントには「基本分析」と「高度な分析」の2つのモードが用意されています。基本分析では帳票内の入力項目が自動で配置されますが、高度な分析ではそれに加え、各項目の属性(日付、署名欄、テキストなど)や、承認フローといったワークフローまでAIが自動で設定します。
これにより、従来は担当者が手作業で行っていた複雑な帳票の初期設定が不要になり、「AIが生成した内容の精度が高く、修正が最小限で済む」といった声が寄せられているとのことです。
今後は「インテリジェント電子文書サービス」へ
日本フォーシーエスは今後、AIアシスタントの機能をさらに強化していく計画です。将来的には、文書作成の提案や書式の改善支援、内容の整合性チェックなど、より高度な機能を追加し、単なる電子署名サービスから、文書データを活用して業務全体を最適化する「インテリジェント電子文書サービス」への進化を目指すとしています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
電子契約ツールが、契約書の作成段階からAIで支援する時代になっています。面倒なフォーマット設定まで自動化されるのは手間も省けます。今後は文書内容の提案など、より上流工程でのAI活用に期待が高まりそうです。







